自然科学研究機構 国立天文台

ほしぞら情報2023

展望

2023年に注目度の高い天文現象としては、4月20日に起こる日食があげられます。インド洋・東南アジア・オセアニアの一部地域では金環皆既日食が見られます。日本では、九州・四国・本州の南部で部分食として見ることができます。加えて、今年は部分月食も見られます。10月29日の未明、沈む前の低空の月がわずかに欠ける様子は、日本全国(小笠原など一部の島を除く )から見ることができます。

年の初めのうちは、前年12月に最接近した火星が明るく目立っています。そして、春先から年の前半の間は、日の入り後の空で明るく輝く金星が目を引くでしょう。また、あまり見やすい条件ではありませんが、金星食(3月24日の夜の初めころ、沖縄と九州の一部地域)やさそり座のアンタレス食(9月21日の日の入り後、全国)なども、興味深い現象です。8月に土星、11月に木星が衝を迎え、年の後半は望遠鏡で見て楽しめる巨大惑星たちの見頃となっていきます。

流星数が多い三大流星群のうち、8月のペルセウス座流星群は、未明の空に月が昇ってきますが、比較的月が細いため、さほど大きな影響を受けず見られるでしょう。最良の条件で見られるのが12月のふたご座流星群です。見頃は12月15日の未明です。今年は夜間に月明かりもないため、1時間あたり60個程度の流星が見られると期待できます。

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