著作物利用について
1. はじめに
国立天文台は、国立天文台の著作物をなるべく多くの方に利用してもらいたいと考えています。それが国立天文台の社会貢献のひとつであり、天文学をはじめとする科学分野の教育と発展に寄与できる、一つの手段だと考えているためです。また副次的効果として、国立天文台の研究活動について、社会における認知度の向上につながることを期待しています。
2. すべての著作物共通
国立天文台のウェブサイトに掲載されている著作物は、日本の著作権法が定める自由利用の範囲内において自由に利用できます。すなわち、私的利用、教育利用、引用、報道等で利用する場合、事前の許諾なく利用できます。
利用の際は、クレジットを表示してください。
ただし、肖像権、パブリシティ権の観点から、日本の自由利用の範囲内であっても、人物の顔等が含まれる写真や映像は利用できません。
3. 国立天文台が単独で権利を有する著作物
「国立天文台」、「NAOJ」など、国立天文台単独のクレジットが表示されている著作物は、国立天文台が単独で著作権を有する著作物です。
クレジットの表示例:「クレジット:国立天文台」、「Credit: NAOJ」
例外
科学衛星「ひので」 の一部の著作物(『国立天文台/JAXA』、『国立天文台/JAXA/MSU』および『国立天文台、JAXA、NASA/MSFC』のクレジット)は、国立天文台単独のクレジットの著作物と同様に利用できます。
自由利用の範囲
国立天文台が単独で著作権を持つ著作物のうち、肖像権やパブリシティ権の影響がない著作物であれば、以下の範囲において事前の許諾なく利用することができます。
- 天文学や科学の広報普及活動のための利用
- 学術研究、教育活動、学習活動(学習塾、予備校等を含む)のための利用
- 報道機関における放送、出版、配信のための利用(ドラマ、映画、教養番組等も自由利用の範囲内)
- 出版物における利用(雑誌、書籍、電子版等の媒体は問いません)
- 教科書における利用(紙版・電子版等の媒体は問いません)
- 試験問題としての利用
- 博物館等の展示、広報活動
- 企業や自治体等の広報活動
- ウェブサイト、ソーシャルネットワーク、アプリにおける情報発信(ページ内の広告の有無は問いません)
- 広告、漫画、文芸、芸術等作品の素材
その他の利用の場合は、国立天文台の事前許諾を得た上で利用することができます。特に次のような場合は、事前許諾のない利用は認められません。著作物利用申請フォームより利用の申請をして許諾を得てください。
- 国立天文台の著作物に人物の顔等が含まれる場合。肖像権、パブリシティ権の観点から許諾のない利用はできません。
- 国立天文台の著作物が主となる商品(例:文房具、雑貨)に利用する場合。このような利用の場合は、国立天文台との契約、およびロイヤリティの支払いが必要になります。
- 国立天文台の著作物そのものを販売する行為(例:ストックフォトサービス)。
- プログラム、ソースコードを利用する場合。
また、次のような利用は認められません。
- 公序良俗に反する利用の場合
- 国立天文台および関連する事業や、特定の団体・個人に対する誤解を与えたり、イメージや信用度を著しく低下させたりする恐れのある利用の場合
クレジットの表示
クレジットはなるべく、利用する著作物のすぐ近くに明確に表示してください。閲覧者の利便性や各媒体における慣習等のために、利用する著作物とクレジットとが離れて表示されても構いません。各媒体における合理的な方法でクレジットを表示してください。クレジットの表示がない利用は認められません。
クレジットの表示例
日本語:国立天文台、©国立天文台、提供 国立天文台
英語:NAOJ、National Astronomical Observatory of Japan、NAOJ/NINS、Credit: NAOJ、Courtesy of NAOJ
改変
トリミングや色の変更、テキストの追加などの改変は自由です。
教科書等の献本のお願い
学校等の授業に用いる教科書、副読本、そのほか教材等に利用した場合、献本をお願いいたします。電子版の場合は、掲載ページのスクリーンショットと概要(書籍のタイトル、発行日、出版社等)をお送りください。なお、予備校や塾での利用は対象外です。
紙版の送付先
国立天文台 天文情報センター 著作物担当
〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1
電子版の送付先
お問い合わせフォーム よりお問い合わせください。
4. 国立天文台と他機関が共同で権利を有する著作物
クレジットに国立天文台と他機関・他者(個人を含む)が併せて表示されている著作物は、国立天文台と他機関・他者が共同で著作権を有する共同著作物です。
クレジットの表示例:「Credit: NAOJ/JAXA」、「国立天文台/天文太郎」
共同著作物を日本の自由利用範囲を超えて利用するには、著作権者(国立天文台と他機関・他者)全員の許諾を得る必要があります。著作物利用申請フォームより利用の申請をして許諾を得てください。
例外
以下の著作物のクレジットには、国立天文台と他機関・他者が併せて表示されていてますが、本規程の適用外になります。詳しくは、各ウェブサイトの規程をご覧ください。
- アルマ望遠鏡の著作物 (Credit: ALMA (ESO/NAOJ/NRAO)等)
- 4次元デジタル宇宙(4D2U)プロジェクトの著作物 (国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト等)
5. 他機関・他者の著作物
クレジットに国立天文台が含まれていない著作物は、他機関もしくは他者(個人を含む)が著作権を有しています。日本の著作権法が定める自由利用の範囲を超えて利用する場合は、該当する機関もしくは該当する個人等に直接お問い合わせください。原則として、国立天文台は他機関・他者への取り次ぎはいたしません。
6. 著作権者が不明の著作物
クレジットの表示がない著作物を日本の自由利用範囲を超える利用をする場合は、著作物利用申請フォームよりお問い合わせください。
7. 利用申請・お問い合わせ
利用申請・メールによるお問い合わせ
利用申請やメールによるお問い合わせは、著作物利用申請フォームを利用して送付してください。通常1から5営業日程度でメールにて回答しますが、内容によってはさらに時間を要する可能性があります。期間に余裕を持ってお問い合わせください。
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電話によるお問い合わせ
0422-34-3688(一般質問電話担当に「著作物についての問い合わせ」であることをお伝えください)
受付時間:月曜日から金曜日の、午前9時30分から午後0時30分および午後1時30分から午後5時(祝休日、12月28日から1月4日は受け付けていません)
電話での利用申請は受け付けていません。
最終更新日:2024年2月21日