自然科学研究機構 国立天文台

月が金星、木星に接近(2023年2月)

月が金星、木星に接近 2023年2月22日、23日 日の入り1時間後 東京の星空 東京の日の入り時刻 2月22日:17時29分、23日:17時30分
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

日の入り後の西の空に明るい2惑星と月

2月の日の入り後の西の低空には、金星が明るく輝いています。金星より高い位置には木星が明るく光っているのが見えます。22日、23日には、新月を過ぎたばかりの細い月がこの2つの惑星に近づき、目を引く眺めとなります。太陽が沈んで薄暗くなってきたら、西の方角が開けた場所で観察してみましょう。

22日には、月は金星のすぐ左下にあります。そしてやや上に目を移すと、腕を伸ばした握りこぶしの幅ほど離れた位置に、木星が見つかります。金星も木星も大変明るいため、まだ明るさの残る空でも簡単に見つけることができるでしょう。

23日になると月は木星の上にまで移動します。同じ時刻でも月は22日と比べて高度が高くなり、より太く明るくなりますので、前日よりずっと見やすくなっているはずです。

三日月と地球照

22日の月は、新月の日を1と数えて3日目の月、つまり古くからの言い方では「三日月」です。創作物に描かれた三日月は、実際より太く表現されることが多いかもしれません。この日、本当の三日月の姿を実際の空で確かめてみませんか。

三日月のような細い月では、月の暗い部分がうっすらと見えていることがしばしばあります。これは、太陽の光が当たっていない部分(月の夜の部分)が地球に照らされているためで、「地球照(ちきゅうしょう)」と呼ばれています。地球照は、月が細いときによく見えます。

(参照)暦計算室ウェブサイト国立天文台暦計算室の「こよみの計算」では、各地の日の出入り時刻、惑星の出入り時刻などを調べることができます。「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。