ほしぞら情報2023年10月
月が金星に接近(2023年10月)

明け方の東の空で月、金星に注目しよう
10月は、日の出前の東の空に金星がとても明るく輝いています。
金星は24日に西方最大離角を迎え、太陽から最も大きく離れます。このころは、日の出前の金星の高度も高くなり、多くの人の目に留まるようになります。
10日と11日には、金星に月が接近し、大変目を引く光景となるでしょう。
10日、月は金星の左上に位置しています。月の光る部分はほぼ真下を向いています。これは、秋の明け方の細い月の特徴です。
11日には月は金星の左へと移動します。10日より細くなったことがわかるでしょう。 金星のすぐ左上にはしし座の1等星レグルスもあり、月と金星の接近に彩りを添えています。
(参照)暦計算室ウェブサイト :「今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。また、こよみ用語解説 の天象 の項では、最大離角などの惑星現象の用語について解説しています。