ほしぞら情報2023年12月

月が金星に接近(2023年12月)

月が金星に接近 2023年12月9日、10日 日の出1時間前 東京の星空
画像:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

明け方の空で月と金星が接近!

今年の秋から冬にかけて、明け方の空で金星が明るく輝いています。明け方に見える金星は、「明けの明星」とも呼ばれ親しまれています。12月9日から10日にかけては、その明るく輝く金星に月が接近します。金星は、3時30分よりも前に地平線から昇ってきますが(東京の場合、以下同じ)、地平高度がもう少し高くなる5時30分頃が見ごろとなりそうです。それでも低い空に見えますので、なるべく南東の方向が開けた場所での観察をおすすめします。さらに時間が経つと、空が明るくなっていきますが、月も金星も明るい天体なのでしばらくはこの美しい光景を楽しむことができることでしょう。

なお、寒い時期に加えて、月と金星が見えるのは一日の中でも最も気温が低い時間帯ですので、寒さには十分に注意を払って観察に臨んでください。

(参照)暦計算室ウェブサイト 国立天文台暦計算室の「こよみの計算 」では、各地の月の出入り時刻、惑星の出入り時刻などを調べることができます。また暦象年表の「太陽系天体の出入りと南中 」でも、各地の惑星の出入り時刻などを調べることができます。「今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。

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