自然科学研究機構 国立天文台

東京の星空・カレンダー・惑星(2023年4月)

概要

夕方、暗くなった頃の空を見上げると、西の空を中心に冬の星座の星々がまだ残っています。その中で、高い空には火星、低い空には金星が輝いて見られます。下旬には、月がこの二つの惑星に近づきます。

水星が、4月12日に東方最大離角となり、この日の前後の期間、西空の低空で観察の好機を迎えます。明るく輝く金星を目印に探してみましょう。

4月20日には、日本の一部の地域で部分日食が起こります。日食グラスなどを使って安全に観察してください。

東京の星空

東京の星空(2023年4月中旬20時頃)
画像サイズ:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

カレンダー(4月)

5日清明(太陽黄経15度)
6日満月
12日水星が東方最大離角 / 木星が合
13日下弦
17日土用の入り(太陽黄経27度)
20日穀雨(太陽黄経30度) / 新月 / 金環皆既日食(日本では一般に南西諸島・九州地方南部・四国地方南部・近畿地方南部から関東地方南部にかけての地域・伊豆諸島・小笠原諸島で部分食が見られる) 参照:日食各地予報
22日水星が留
23日10時頃、4月こと座流星群が極大(見頃は22日深夜~23日未明。1時間に5個程度。月の条件は良い)
28日上弦
29日昭和の日

流星群の極大日、時刻は、IMO(International Meteor Organization/国際流星機構)の予報をもとに掲載しています。流星群の流星出現個数は、見頃の時期に、天の川が見えるような暗い空で一般の方が観察したときに、1時間あたりに見られる最大の流星数の目安です。街明かりの中で観察したり、見頃でない時期に観察したりした場合には、数分の1になることがあります。反対に、空の条件や観察者の熟練度などによって、数倍の数の流星を見ることができる場合があります。

惑星

水星
日の入り後の西の空で高度を上げ、12日に東方最大離角となります。東京では4月5日から18日まで日の入り30分後の高度が10度を超え、見つけやすくなります。4月5日から18日までの明るさはマイナス0.7等から1.2等。下旬には徐々に高度を下げ、観察が難しくなります。
金星
日の入り後の西の空に見えます。明るさはマイナス4.0等からマイナス4.1等。
火星
ふたご座を東に移動しています(順行)。宵の西の空に見え、明るさは0.9等から1.3等。
木星
うお座を東に移動し(順行)、12日に合となります。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
土星
みずがめ座を東に移動しています(順行)。日の出前の東から南東の低空に位置し、明るさは0.9等。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。