ほしぞら情報2023年3月
月が火星に接近(2023年3月)

赤い惑星と半月が夜更けに並ぶ
昨年末の最接近の頃に比べるとだいぶ輝きが落ちてきた火星ですが、まだ1等星として、明るい恒星の多い冬の星空に彩りを加えています。2022年後半から順行、逆行、また順行と“惑う”ように動いてきたおうし座の領域から、3月下旬にふたご座の足元へと移動してきました。28日の日の入り後、空の高いところで、上弦直前の月がそのすぐ近くに並んでいます。
日本から見ると、火星と月が最も近づいて見えるのは深夜、29日0時頃。その後、1時頃に並んで沈んでいきます。
(参照)暦計算室ウェブサイト :「今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。