自然科学研究機構 国立天文台

東京の星空・カレンダー・惑星(2023年1月)

概要

冬の星座たちが宵の空で目立つ時期になりました。冬の星座には明るい星が多く、夜空がとてもきらびやかです。 1月は、惑星たちに注目しましょう。宵の空には金星、土星、木星、火星が見え、それぞれに月が近づく様子を観察することができます。22日から23日にかけては日の入り後の西の低空で、金星と土星が接近する様子が観察できます。下旬には、夜明け前の空で30日に西方最大離角となる水星が見つけやすくなります。しぶんぎ座流星群の極大時刻は、4日の昼頃です。日本では4日未明に観察できるでしょう。

東京の星空

東京の星空(2023年1月中旬20時頃)
画像サイズ:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

カレンダー(1月)

1日元日
2日休日
4日12時頃、しぶんぎ座流星群が極大(見頃は4日未明。1時間に15個程度。月は夜明け前に沈み、夜明けの頃の月の条件は良い。流星数は当たり外れが大きい)
5日地球が近日点通過
6日小寒(太陽黄経285度)
7日満月 / 水星が内合
9日成人の日
13日火星が留
15日下弦
17日土用の入り(太陽黄経297度)
18日水星が留
20日大寒(太陽黄経300度)
22日新月
23日天王星が留
29日上弦
30日水星が西方最大離角

流星群の極大日、時刻は、IMO(International Meteor Organization/国際流星機構)の予報をもとに掲載しています。流星群の流星出現個数は、見頃の時期に、天の川が見えるような暗い空で一般の方が観察したときに、1時間あたりに見られる最大の流星数の目安です。街明かりの中で観察したり、見頃でない時期に観察したりした場合には、数分の1になることがあります。反対に、空の条件や観察者の熟練度などによって、数倍の数の流星を見ることができる場合があります。

惑星

水星
月初は日の入り後の南西の低空に位置していますが、7日に内合となり、以後は日の出前の南東の低空に位置するようになります。下旬に向けて徐々に高度を上げ、30日に西方最大離角となります。東京では1月21日から30日まで日の出30分前の高度が10度を超え、見つけやすくなります。1月21日から30日までの明るさは、0.2等から0等。
金星
日の入り後の南西の低空に見えます。明るさはマイナス3.9等。
火星
月初はおうし座を西に移動していますが(逆行)、13日には留(りゅう)となり、以降は東向きの動き(順行)に転じます。留のころには、星空の中での火星の動きが止まったように見えます。宵の頃天頂近くに見え、明るさはマイナス1.3等からマイナス0.3等と光度を下げていきます。
木星
うお座を東に移動しています(順行)。宵の南西の空に見え、明るさはマイナス2.3等からマイナス2.2等。
土星
やぎ座を東に移動しています(順行)。宵の南西から西の低空に位置していますが、下旬になると見かけの位置が太陽に近くなり、観察しにくくなります。明るさは0.9等。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。