ニュース: 研究成果
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研究成果 2012年4月24日
すばる望遠鏡が見つけた宇宙最遠方の銀河団
総合研究大学院大学の利川潤氏、国立天文台の柏川伸成准教授、京都大学の太田一陽GCOE特定研究員を中心とした研究チームは、すばる望遠鏡を用いた観測により、127億2000万光年先にある「原始銀河団」を発見しました。これは現在知られている中で最も遠い原始銀河団です。
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研究成果 2012年4月19日
太陽観測衛星「ひので」、太陽極域磁場の反転を捉えた
国際研究チームは、ひのでの観測で、太陽の極域磁場の極性が予想より早く反転しつつあることを世界で初めて捉えました。これまでの太陽磁場の極性反転メカニズムの見直しを迫る重要な結果です。
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研究成果 2012年4月12日
アルマ望遠鏡が明らかにした、太陽系外惑星のはたらき
アメリカの研究者を中心とする研究チームはアルマ望遠鏡を用いて、みなみのうお座の1等星フォー マルハウトを観測し、電波観測としては最も高い解像度でフォーマルハウトを取り巻く塵の環の撮影に成功しました。アルマ望遠鏡での最初の観測成果となります。
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研究成果 2012年4月12日
原始惑星系円盤に小さな渦巻き構造を発見 — 密度波理論で探る惑星形成の現場
工学院大学の研究者を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡の観測から、小さな渦巻き構造を持つ原始惑星系円盤を発見し、「密度波理論」の解析で惑星誕生の現場の物理状態を「測定」することに成功しました。
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研究成果 2012年4月 5日
すばる望遠鏡が写した「長方形銀河」の秘密
オーストラリアの研究者を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡で、エメラルドカットを施したダイヤモンドのような長方形の銀河を撮影しました。
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研究成果 2012年3月16日
日本最古の星野写真の発見
日本最古の星野写真の発見:1899年3月5日に撮影された日本最古の乾板、1900年3月6日と9日に撮影された日本初の小惑星を捉えた乾板等、歴史的に貴重な発見です。
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研究成果 2012年3月 8日
「ひので」太陽黒点半暗部形成の前駆構造を初めてとらえた
太陽観測衛星「ひので」は、太陽黒点が誕生から大きな黒点に成長する様子を連続的に観測することに成功しました。
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研究成果 2012年2月14日
銀河に流れ込む「星の小川」 ~ すばる望遠鏡が写した銀河合体の現場
ドイツの研究者を中心とする国際研究チームは、すばる望遠鏡を使った観測から、銀河に流れ込む「星の小川」の撮影に成功しました。この「星の小川」、実はNGC4449という矮小銀河がそばにいた別の矮小銀河を飲み込んでいる様子で、銀河同士が合体している現場です。
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研究成果 2012年2月 8日
すばる望遠鏡が明らかにした、もっとも暗い矮小銀河の生い立ち
国立天文台、北京大学の研究者を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡の主焦点カメラ Suprime-Camを用いた観測によって、銀河系周辺に存在する4つの暗い矮小銀河たちが、120億歳以上という非常に古い年齢の星のみで構成されていることを明らかにしました。
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研究成果 2012年1月20日
強弱重力レンズを組み合わせたダークマター分布の精密測定
IPMU の大栗真宗特任助教を中心とする国際研究チームはすばる望遠鏡で観測された28個の銀河団画像について「強い」重力レンズ現象と「弱い」重力レンズ現象を組み合わせた解析を行うことで銀河団内のダークマター分布をこれまでにない精度で明らかにしました。