ニュース: 研究成果
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研究成果 2013年8月23日
塵粒にふわりと包まれた惑星誕生の現場
台湾中央研究院や国立天文台を中心とする研究チームは、すばる望遠鏡を用いて、おうし座RYと呼ばれる若い星の原始惑星系円盤を観測し、円盤の立体構造の存在を示す赤外線分布の検出に成功しました。
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研究成果 2013年8月 9日
星間分子雲中を通過する超新星衝撃波の"速度計測"に成功
慶應義塾大学らの研究チームは、わし座にある超新星残骸W44の衝撃波の膨張速度を精密に計測することに成功しました。本研究を進めることで、今回の「超高速度成分」のような予想外の発見も今後さらに期待され、未知の天体研究の端緒が開かれたと言えます。
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研究成果 2013年8月 5日
すばる望遠鏡SEEDSプロジェクト、「第二の木星」の直接撮影に成功
東京工業大学・東京大学・国立天文台を中心とする研究チームは、地球から約60光年離れた太陽型の恒星(GJ 504)を周回する惑星GJ 504 bを、世界で初めて直接撮像法で検出することに成功しました。
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研究成果 2013年7月25日
爆発的星形成の終焉
国際研究チームは、アルマ望遠鏡を使った観測で、爆発的星形成銀河NGC 253の中心部から流れ出す大量の高密度ガスを発見しました。これは、激しい星形成活動により次世代の星の材料が失われていることを示すものです。
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研究成果 2013年7月19日
若い星のまわりのスノーラインを直接撮像
アルマ望遠鏡を用いた観測で、若い星の周りのガス円盤にある「スノーライン」が世界で初めて直接撮像されました。この氷の境界線は惑星形成や分子の形成に重要な役割を果たすと考えてられています。
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研究成果 2013年7月 4日
迫り来る爆発、「色」で予測可能に
国立天文台などの研究グループは、岡山天体物理観測所の50センチMITSuME(三つ目)望遠鏡を用いておおぐま座SU星を観測し、色変化を用いた矮新星の爆発の予測方法を発見したと発表しました。
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研究成果 2013年6月12日
晴天のスーパーアース? ― 低質量の太陽系外惑星GJ3470bの大気を初めて観測 ―
岡山天体物理観測所の2台の望遠鏡により、かに座にある巨大地球型太陽系外惑星GJ3470bの大気が世界で初めて観測され、この惑星には厚い雲が無く、晴れている可能性が高いことが明らかとなりました。
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研究成果 2013年6月 7日
アルマ望遠鏡が発見した彗星のゆりかご
アルマ望遠鏡を使った観測で、若い星の周囲で星間微粒子が寄せ集められて大きく成長していく場所が発見されました。このような領域が、これほど明瞭に観測されたのは、今回が初めてのことです。
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研究成果 2013年5月31日
ダストに埋もれた銀河の“人口調査”
アルマ望遠鏡の観測によって、これまでほとんどが正体不明だった宇宙からのミリ波信号のおよそ80%の起源が微小な固体粒子を豊富にもつ銀河だったことが明らかになりました。
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研究成果 2013年4月23日
星・惑星の誕生領域の赤外線のかたよりの普遍性と生命のホモキラリティー
「猫の手星雲」と呼ばれる星・惑星形成領域を赤外線で観測した結果、過去最大の円偏光が検出されました。これは、大きな円偏光は生命のアミノ酸の偏りの原因であるとの仮説を補強するものです。