ニュース: 研究成果
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研究成果 2012年11月28日
偏光観測で見えた惑星材料物質の成長
神戸大学、兵庫県立大学、国立天文台、埼玉大学などの研究者を中心とする国際研究チームは、すばる望遠鏡を用いた観測から、「おうし座 UX A 星」という恒星をとりまく原始惑星系円盤の姿を直接捉えました。また、円盤中に単純な球形ではない、比較的大きな塵粒子が含まれていることも明らかになりました。
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研究成果 2012年11月20日
重い恒星の巨大な惑星、すばる望遠鏡が直接観測で発見
国立天文台を中心とする国際研究チームがすばる望遠鏡を用いて行った直接撮像観測より、アンドロメダ座κ星を回る巨大なガス惑星が発見されました。この惑星は木星の13倍もの質量を持ち、また、主星の質量は今までに撮像された太陽系外惑星の中では最も重いものです。
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研究成果 2012年11月12日
若い太陽のまわりの惑星誕生現場に見つかった巨大なすきま~複数の惑星が誕生している現場か?~
国立天文台などの研究者を中心とする国際研究チームは、すばる望遠鏡と世界最高性能の惑星・円盤探査カメラHiCIAOを用いて、PDS 70と呼ばれる若い天体の近赤外線観測を行い、この星を取り囲む原始惑星系円盤に、太陽クラスの軽い質量の星としては過去最大級のすきまが存在していることをつきとめました。
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研究成果 2012年10月23日
アルマ望遠鏡でオリオン星雲中に新しい水分子メーザーを発見 ― 生まれたばかりの星に迫る新しい手段の獲得
国立天文台の廣田朋也助教が率いる研究チームは、アルマ望遠鏡を用いて、オリオン大星雲にある生まれたばかりの星 オリオンKL 電波源I(アイ)において、高エネルギー状態にある水分子が放つメーザーの検出に成功しました。
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研究成果 2012年10月11日
アルマ望遠鏡が見つけた不思議な渦巻き星 ― 新たな観測でさぐる、死にゆく星の姿
欧州南天天文台のマティアス・メーカー氏をはじめとする国際研究チームは、アルマ望遠鏡を使った観測で、年老いた星であるちょうこくしつ座R星の周りに不思議な渦巻き構造とそれを取り囲む球殻構造を発見しました。
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研究成果 2012年10月 2日
天の川銀河の精密測量が明かすダークマターの存在量
国立天文台の本間希樹准教授を中心とする研究チームは、VERAなどを用いて進めてきた精密測量の結果を元に、回転速度など天の川銀河の基本尺度を正確に決定することに成功しました。その結果、天の川銀河の質量、特にダークマターの質量は従来考えられていたよりも約20%増えることが分かりました。
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研究成果 2012年9月28日
電波干渉計が超巨大ブラックホールに肉薄
日米欧の国際共同チームは、おとめ座の銀河M87の超巨大ブラックホールから出るジェットを超高分解能で観測し、ジェットの根元の大きさの測定に初めて成功しました。その結果、ジェットの根元のサイズは予想されるブラックホール半径の5.5倍であることがわかりました。
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研究成果 2012年9月24日
巨星を回る新たな惑星系の発見
東工大、国立天文台、広島大、兵庫県立大などの研究グループは、188cm望遠鏡と高分散分光器HIDESを用いた観測により、新たに6つの惑星と2つの褐色矮星を発見しました。
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研究成果 2012年9月19日
太陽と惑星間空間の活動の関係
野辺山太陽電波観測所電波ヘリオグラフによる太陽面全体の活動状況の観測と名古屋大学太陽地球環境研究所の惑星間空間シンチレーション法による太陽風の速度の観測、これらふたつの長期間データを比較することにより、太陽の高緯度の活動と惑星間空間の活動が大きく関係していることがわかってきました。
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研究成果 2012年9月19日
日本における金環日食(2012年5月21日)への取り組みとその成果について―リスク・コミュニケーション面からの検証―
2012年金環日食日本委員会や国立天文台を中心に、金環日食(2012年5月21日)の安全な観測方法の広報活動が全国で積極的に展開され、日食網膜症の発症を減らす等の成果が得られました。