• 研究成果

アルマ望遠鏡が見つけた不思議な渦巻き星 ― 新たな観測でさぐる、死にゆく星の姿

欧州南天天文台のマティアス・メーカー氏をはじめとする国際研究チームは、アルマ望遠鏡を使った観測で、年老いた星であるちょうこくしつ座R星の周りに不思議な渦巻き構造とそれを取り囲む球殻構造を発見しました。赤色巨星の周りにこのような渦巻き構造と球殻構造が一緒に見つかったのは今回が初めてのことです。また、今回初めてその渦巻き構造の3次元情報を得ることもできました。この不思議な渦巻き構造は、ちょうこくしつ座R星の周囲を回る小さな星によって作られていると考えられています。

この成果はアルマ望遠鏡の初期科学観測で得られたもので、2012年10月11日発行の英国の科学誌「ネイチャー」に掲載されます。

アルマ望遠鏡観測画像:ちょうこくしつ座R星の不思議な渦巻き
アルマ望遠鏡観測画像:ちょうこくしつ座R星の不思議な渦巻き

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