ニュース: 研究成果
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研究成果 2013年4月15日
はぎ取られた銀河ガスの中で誕生・進化した青色超巨星
台湾中央研究院などの研究チームは、すばる望遠鏡などの観測により、銀河が高速で銀河団中に落ち込む際にはぎ取られたガスの「尾」の中に、単独に存在すると思われる青色超巨星を発見しました。
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研究成果 2013年3月14日
アルマ望遠鏡が書き換える、星のベビーブーム史
アルマ望遠鏡を用いた観測でスターバースト銀河が多数発見されました。この研究結果から、宇宙で星形成が活発に起こった時期は、これまで考えられていたよりも約10億年昔であることがわかりました。
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研究成果 2013年3月 6日
宇宙空間に漂うサッカーボール
国際研究チームは、C60フラーレンという炭素質のダストを惑星状星雲M1-11では初検出するとともに、C60フラーレンが存在する宇宙空間の物理的状態を明らかにしました。
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研究成果 2013年2月19日
すばる望遠鏡、遠方銀河核からのアウトフローの立体視に挑戦
信州大学、国立天文台他の研究者を中心とする研究グループは、およそ100億光年彼方にあるクェーサーの姿を2つの別の角度から観測することに成功しました。今までウィンクしながら見ていた平面的なクェーサーの姿を、両目を開けることによって迫力ある立体画像としてとらえた大変珍しい観測例となりました。
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研究成果 2013年2月 8日
太陽系外惑星が作る「腕」の検出に成功
総合研究大学院大学の研究者を中心とする研究チームは、さそり座J1604星と呼ばれる若い星の周囲にある原始惑星系円盤をすばる望遠鏡を使って観測し、惑星が円盤にる「穴」とその穴をまたいで内部に伸びる「腕」構造を、直接撮像することに成功しました。
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研究成果 2013年1月31日
太陽観測衛星「ひので」太陽極域磁場反転の進行を確認
国立天文台と理化学研究所の研究者を中心とした国際研究チームは、太陽観測衛星「ひので」を用いて2012年9月に太陽北極域の磁場を観測しました。その結果、太陽北極深部で磁場の反転が急速に進んでいる一方、南極全域の磁場は依然として変化が少ないことを確認しました。
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研究成果 2013年1月25日
すばる望遠鏡が解き明かす逆行惑星の成り立ち
国立天文台と東京大学の研究者を中心とする研究グループは、逆行惑星を持つ惑星系HAT-P-7に、これまで知られていなかった伴星が存在することを発見しました。また、逆行惑星の外側にもうひとつの別の長周期の巨大惑星が存在することも確認しました。
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研究成果 2013年1月 4日
アルマ望遠鏡が見つけた「惑星のへその緒」―成長中の惑星へ流れ込む大量のガスを発見
チリ大学のサイモン・カサスス氏をはじめとする国際研究チームは、おおかみ座に位置する若い星HD142527を取り巻く塵とガスの円盤をアルマ望遠鏡で観測し、円盤の中で作られつつある惑星に流れ込んでいると考えられるガスを発見しました。
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研究成果 2012年12月27日
銀河の「帽子」に吹き付ける強力な風~M82銀河風、4万光年先のガス雲と衝突中~
京都大学、東京大学カブリIPMU、国立天文台、愛媛大学、シドニー大学の研究グループは、爆発的星形成銀河M82からの爆風波として飛び出したガスが、M82銀河本体から約4万光年も離れた「M82の帽子」と呼ばれるガス雲に衝突して光っていることを、すばる望遠鏡による観測から突き止めました。
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研究成果 2012年12月26日
巨星に2個の巨大惑星を発見-日豪協力による初成果
東京工業大、ニューサウスウェールズ大、国立天文台、広島大、兵庫県立大からなる研究グループは、岡山天体物理観測所188cm望遠鏡とアングロオーストラリアン望遠鏡を用いた観測により、HD4732と呼ばれる巨星を周回する二つの巨大惑星を発見しました。