ニュース: 研究成果
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研究成果 2014年7月28日
今も温かい月の中~月マントル最深部における潮汐加熱~
国際共同研究チームは、月周回衛星「かぐや」などで精密に測られた月の形の変化から、月の地下深くに軟らかい層が存在すること、その層の中では地球の引力によって熱が効率的に生じていることを明らかにしました。
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研究成果 2014年7月 3日
アルマ望遠鏡が目撃したダイナミックな星の誕生
アルマ望遠鏡による観測から、星の誕生現場では星の卵となるガス塊が非常にダイナミックに運動していることがわかりました。これは、ゆっくりとガス雲が収縮して星が生まれるという従来のイメージを覆す、画期的な観測成果です。
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研究成果 2014年7月 1日
中性子星合体は金、プラチナ、レアアース等の生成工場
国立天文台などの研究チームは、金やプラチナ、レアアースといったR過程元素(中性子を素早く捕獲する過程で合成された元素)が中性子星の合体の際に作り出された可能性が非常に高いことを明らかにしました。
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研究成果 2014年6月19日
ガリレオ衛星が「月食」中に謎の発光? すばる望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡で観測
すばる望遠鏡とハッブル宇宙望遠鏡を用いた観測から、ガリレオ衛星が、木星の影に入り太陽光に直接照らされていない「食」の状態にも関わらず、通常の100万分の1程度に輝いているという現象が発見されました。
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研究成果 2014年6月12日
塵の向こうの巨大爆発:アルマ望遠鏡で探るガンマ線バーストの発生環境
アルマ望遠鏡によって、「ガンマ線バースト」が発生した銀河に、世界で初めて分子ガスからの電波が検出されました。さらに今回観測したガンマ線バーストが、驚くほど塵の多い環境で発生したこともわかりました。
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研究成果 2014年5月21日
2種類のガス流が織り成す連星系周辺の複雑な構造
国立天文台などの国際研究チームは、近接連星系ぎょしゃ座UY星の複雑なアウトフローを観測し、主星から幅広く吹き出すアウトフローと伴星から噴き出す細いジェットからなることを明らかにしました。
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研究成果 2014年4月24日
原始宇宙の中性水素ガスの兆候を発見 〜宇宙誕生後10億年頃のガンマ線バーストから
東京大学を中心とする研究チームは、宇宙誕生後10億年の時代に発生した、ガンマ線バーストと呼ばれる大質量星の爆発現象をすばる望遠鏡で詳細に解析し、中性原子の割合が高い水素ガスによってガンマ線バーストの光が吸収されている兆候を初めてとらえました。
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研究成果 2014年3月 4日
大質量星もガス円盤から誕生? 〜大質量星を回る高温水蒸気のガス円盤を発見
国立天文台の研究チームは、アルマ望遠鏡とVERA(ベラ)望遠鏡などによる観測から、誕生後間もない大質量星周辺に高温水蒸気ガスの回転円盤を発見しました。
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研究成果 2014年2月20日
すばる望遠鏡、アイソン彗星のアンモニアから太陽系誕生の「記憶」をたどる
京都産業大学の研究者を中心とする研究チームは、2013年11月にすばる望遠鏡を用いてアイソン彗星を観測し、単独の彗星としては初めてアミノ・ラジカルの窒素同位体の検出に成功しました。
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研究成果 2014年2月13日
生まれつつある原始惑星系円盤で劇的な化学変化:かつて太陽系も経験したか?
国際研究チームは、アルマ望遠鏡を用いて、おうし座にある若い原始星L1527を観測し、生まれつつある円盤の外縁部で化学組成が劇的に変化していることを発見しました。