- 研究成果
爆発的星形成の終焉
爆発的星形成銀河(スターバースト銀河)では、比較的短期間に猛烈な勢いで星を作った後、突然星形成が終わってしまうことがこれまでの研究でわかっています。ただ、どのようにして星形成が終わるのか、観測的にははっきりとしませんでした。
アメリカの研究者を中心とする研究チームは、アルマ望遠鏡で、スターバースト銀河の一つであるNGC 253を非常に詳しく観測しました。その結果、爆発的星形成活動によって、ガスが銀河の外にまで吹き飛ばされることがわかりました。ガスは次世代の星の材料です。つまりスターバースト銀河は、爆発的星形成によって、自らの手でその活動に幕を引いていたのです。


この結果は、2013年7月25日発行の科学雑誌ネイチャーに掲載されました。
Suppression of star formation in the galaxy NGC 253 by a starburst-driven molecular wind
詳しくは、爆発的星形成の終焉(アルマ望遠鏡)をご覧ください。