ゴーチェ子午環室
建物・外観について(45秒)
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ゴーチェ子午環室は、1924年、大正13年に建設されました。かまぼこ形の屋根に台形の入口を組み合わせた、個性的な形をしています。この建物から南北にそれぞれ100メートル離れた場所には、子午線標室と呼ばれる、子午環の観測精度を上げるために使われていた施設があります。子午線標室は見学することができませんが、ゴーチェ子午環室とともに2014年、平成26年に国の登録有形文化財になりました。では、建物の中に入ってみましょう。
ゴーチェ子午環について(1分14秒)
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中央にあるゴーチェ子午環は、1903年、明治36年にフランスでつくられたものです。子午環は、大型の子午儀に精密な目盛りが刻まれたリングを取り付けた観測装置です。目盛りは顕微鏡を使って読みとられ、天体が子午線を通過する際の時刻だけではなく、地平線からの高さも精密に測ることができるように工夫されています。子午環は、子午儀と同じく子午線上の天体のみを観測するため、屋根は南北に細長く開く構造になっています。ゴーチェ子午環では、長期にわたって肉眼での観測による月、惑星、恒星の位置測定を行ってきましたが、1982年、昭和57年に、自動読み取り式の子午環が建設され、ゴーチェ子午環は観測の第一線を退きました。しかし1992年、平成4年からは、ゴーチェ子午環にCCDカメラを取り付け、クエーサーをはじめとする暗い天体の精密な位置観測が10年ほど行われました。
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