自然科学研究機構 国立天文台

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第一赤道儀室

建物・外観について(56秒)

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第一赤道儀室は1921年、大正10年に建てられました。国立天文台三鷹に残っている最も古い観測室です。構造は、鉄筋コンクリート造りの2階建て、高さはおよそ8メートルです。屋根は丸いドームになっており、直径はおよそ6メートル、中から空が見えるように、スリットと呼ばれる縦長の窓が開きます。望遠鏡の向きに合わせて、スリットの向きを変えられるようになっています。第一赤道儀室は、2002年、平成14年に国の登録有形文化財となりました。それでは階段をあがって中に入ってみましょう。

20cm屈折望遠鏡について(1分14秒)

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第一赤道儀室の望遠鏡は、「太陽観測用20センチ屈折赤道儀」と呼ばれています。ドイツの光学会社カールツァイス製で、1927年、昭和2年に設置されました。この望遠鏡を使い、1938年、昭和13年からおよそ60年間、太陽の黒点を観測しました。この望遠鏡は屈折望遠鏡という種類で、筒の先に口径20センチメートルのレンズが入っています。望遠鏡の筒を支えている、斜め上向きの構造をご覧ください。これは望遠鏡の回転軸で地球の自転軸と平行になっています。この軸を回すと地球の自転による太陽の動きを追うことができます。この方式を赤道儀といい、この望遠鏡は電気を使わずおもりの落ちる力で回転軸を動かす重錘式時計駆動という珍しい方式となっています。

20cm屈折望遠鏡を用いた黒点観測について(44秒)

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太陽の表面には、黒点と呼ばれる黒い斑点があります。太陽は非常に明るく、望遠鏡を覗いて見ることは危険なので、望遠鏡に取り付けた投影板に紙を置いて太陽像を映し、それをスケッチして記録しました。黒点を長い期間にわたって観測すると、その数がおよそ11年の周期で増減を繰り返すことが分かります。黒点の多い時は太陽活動の盛んな状態、少ない時は静かな状態と考えられています。黒点の観測は、太陽の活動を知るための重要な手がかりとなります。

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