岡山天体物理観測所では6月6日から鏡類の再蒸着(再メッキ)作業を始めました。 これは188cm反射望遠鏡の主鏡188cm反射鏡などの表面を覆っているアルミニウムを新しくする作業です。
188cm反射望遠鏡の鏡筒と主鏡セルの切り離し
取り外された188cm反射鏡
188cm反射鏡が取り外され、もぬけの殻状態になった鏡筒
岡山天体物理観測所では6月6日から鏡類の再蒸着(再メッキ)作業を始めました。 これは188cm反射望遠鏡の主鏡188cm反射鏡などの表面を覆っているアルミニウムを新しくする作業です。
188cm反射鏡に新しいアルミニウムが張られる日。まずは水洗いから。
水酸化ナトリウム溶液で古いアルミニウムを溶かします。蒸着作業2日目の作業の一部は地元報道各社に公開しています。
古いアルミニウムが溶けていきます。
古いアルミニウムが溶けガラスだけになりました。もう一度純水で洗います。
続いて、重曹でガラス表面を磨き上げます。
重曹研磨は公開の「見せ場」です。一生懸命磨いている職員の姿にカメラが向けられます。
三度水洗い。きれいな表面になりました。この後の工程は有機溶剤などを使用するため公開はここまでです
公開終了後、泉浦所長へのインタビュー。ずらりとテレビカメラが並びました。
作業は続きます。まだ残っているアルミニウムを注射器に入れた溶液で狙い撃ち。さらに、表面を拭き上げます。
真空蒸着装置の準備も着々と進んでいます。
真空蒸着装置に188cm鏡を収めます。
真空蒸着装置内を1億分の1気圧にし、アルミニウムを蒸発させ、ガラス面に薄いアルミニウム膜を付着させます。完成の確認は翌朝です。
午後は主鏡が取り外された望遠鏡やドーム内の大掃除をしました。