ほしぞら情報2024年8月
月が火星、木星に接近(2024年8月)
近づいている2惑星に、さらに月が接近!
8月15日に接近した火星と木星ですが、8月下旬になってもまだ、比較的近い位置に見えています。そして、8月28日未明(27日深夜過ぎ)には、その2惑星にさらに月が接近し、3つの明るい天体が寄り添うとても目立つ光景が見られそうです。
月は星空の中を比較的速く移動していきます。3天体が近くに見える28日は、時間経過とともに月が木星側から火星側へと移動していきます。つまり、夜半過ぎ、空に昇ってきてすぐの頃の月は、木星と火星との離角(見かけの距離)がほとんど変わりませんが、夜明けの頃の月は、火星の方に少し近づいて見えます。このため詳しく観察すると、月、木星、火星を結んでできる三角形が、少しずつ形を変えていくのです(注)。夜遅い時間帯ですが、よろしければこの様子を観察してみてはいかがでしょうか。スケッチや写真撮影などで記録に残すのもよいでしょう。
- (注)時間とともに地平線に対する角度(向き)も変化するため、観察の際には注意が必要。
(参照)暦計算室ウェブサイト :「今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。