2010年4月6日

自然科学研究機構 国立天文台


観測内容


円偏光をとらえる新しい観測装置

研究グループでは、円偏光という特殊な光をとらえる新しい近赤外線偏光観測装置(SIRPOL円偏光モード)の開発に成功しました。 本観測は、この新しい装置の最初の成果です(注1)。

観測した天体−オリオン大星雲

図3 オリオン大星雲の場所

[RGB版]

画像クレジット:©国立天文台

オリオン中心部の図の赤い太線領域を観測しました。プレスリリースではこの領域で特に円偏光が見つかった部分をご報告いたします。 オリオン中心部の図の中心にある明るい星は大質量星で、トラペジウムと呼ばれています。

天体写真は国立天文台にて公開されています。使用した元の天体画像が公開されているURLの詳しい説明についてはこちら

オリオン座の星形成領域であるオリオン大星雲(注2)の中心部の円偏光撮像観測を行いました。


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(注1) 望遠鏡と観測装置の詳細はこちらのページをご覧ください。 [上へ戻る]

(注2) オリオン大星雲は、太陽よりもずっと重い大質量星と、太陽系と似た中小質量星が生まれつつある領域です。 大質量星が形成している領域のなかでは、太陽系からもっとも近い距離にあります(太陽系からの距離は約1500光年)。 [上へ戻る]


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