ほしぞら情報2025年8月

伝統的七夕(2025年8月)

2025年8月29日20時頃 伝統的七夕の空(東京)
画像:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

伝統的七夕の日に注目

太陰太陽暦(いわゆる旧暦)の7月7日にちなんだ、かつての七夕(たなばた)の頃を、国立天文台では「伝統的七夕」と呼ぶことにし、2001年から広くお知らせしています。今年は8月29日が「伝統的七夕」の日にあたります。現在の暦の7月7日は、多くの場合、梅雨のさなかにあたってしまいますが、伝統的七夕の頃は夏空が広がることが多く、星を楽しむのに良い季節です。今年は8月末と少し遅めなので、もう夏休みは終わったという方も多いかもしれませんが、夜、晴れていたら、ぜひ星空を見上げてみてください。

伝統的七夕の日、日暮れの頃には半月よりもやや細い月が、南西から西南西にかけての空に見えています。夜空が十分に暗くなり星々が輝き出すと、頭の真上近くに七夕にちなんだ織姫星(おりひめぼし、こと座の1等星ベガ)と彦星(ひこぼし、わし座の1等星アルタイル)を見つけることができるでしょう。さらに、はくちょう座の1等星デネブと結んでできるのが、夏の大三角です。夜が更けて月が沈む頃、夜空の暗い場所ならば、織姫星と彦星の間を通って南の空へと淡く続く天の川もたどることができることでしょう。

(参照)伝統的七夕について教えて(よくある質問)

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