ほしぞら情報2024年11月

真夜中の月と火星の接近(2024年11月)

2024年11月20日23時頃、東京の東の空
画像:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

真夜中、東の空に注目!

11月20日の夜遅く、東の空で下弦に向かって欠けつつある月の近くにマイナス0.3等の火星が見えます。この後、日付が変わって21日の夜明けまで、月と火星は少しずつ距離を縮めながら動いて行きます。月と火星が最も接近するのは21日の朝、9時頃なので、最接近の前に空が明るくなり、火星は肉眼では見えなくなってしまいます。

今月は月初から、月が金星、土星、木星、火星と、次々に惑星のそばを通り過ぎてきました。天の中の月の通り道である白道と、太陽や惑星の通り道である黄道が近いため、このようなことが毎月、起きています。 しかし、季節によって背景に見える星も違うので、その時々に色々な風情を楽しませてくれます。

(参照)暦計算室ウェブサイト 今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。

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