自然科学研究機構 国立天文台

よくある質問

火星が接近するってどういうことですか?

火星が接近するというと、あたかも火星が地球に向かって近づいてくるようなイメージを持つかもしれませんが、そうではありません。火星は地球の一つ外側を公転している惑星で、約2年2カ月ごとに地球に追い越される際に、2つの惑星の間の距離が近くなるのです。
詳しくは「基礎知識」の「火星の接近」をご覧ください。

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今回の接近は何年ぶりですか?次に接近するのはいつですか?

地球と火星の公転周期の関係から、地球と火星の接近は約2年2カ月ごとに起こります。前回の接近は2018年7月31日でした(距離5759万キロメートル、視直径24.3秒角、明るさマイナス2.8等)。次回の接近は、2022年12月1日です(距離8145万キロメートル、視直径17.2秒角、明るさマイナス1.8等)。 詳しくは「基礎知識」の「火星の接近」をご覧ください。

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接近の時の火星の見え方について教えてください。

火星が地球から遠く離れている間は、その明るさは約2等で、夜空ではそれほど目立って明るくは見えません。しかし、最接近の10月に向けて火星はどんどん明るくなり、最接近の前後数週間は、マイナス2等を超えて輝く時期が続きます。望遠鏡で眺めたときの大きさもどんどん大きくなり、最接近の前後数週間は、表面の模様を観察するチャンスとなります。解説ページ「いつ、どこに見える?」に、火星の位置や見え方の解説がありますので参考にしてください。

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火星が見えるのは最接近の時(10月6日)だけですか?

そのようなことはありません。9月から11月までの3カ月ほどは火星の見頃が続きます。その後、火星が昇る時刻は徐々に早くなり、夜の早いうちに姿を見せるようになります。年内は、明るく輝く火星を楽しむことができるでしょう。詳しくは、解説ページ「いつ、どこに見える?」をご覧ください。

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望遠鏡で火星を見るにはどうしたらよいですか?

望遠鏡で火星を見るときの観察ポイントについては、解説ページ「望遠鏡で観察しよう」で紹介しています。望遠鏡をこれから購入するのであれば、天体望遠鏡を扱っている売り場の係に相談してみましょう。また、各地の科学館や公開天文台などでは、定期的に観望会を開いていたり、今回のような火星の接近に合わせて特別な観望会を計画していたりする場合もあります。「パオナビ」などの情報ページを参考に調べてみましょう。

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火星の写真は撮れますか?

接近時の火星は夜空で大変明るくなっています。最近はスマートフォンやタブレット端末のカメラも感度が良くなっているので、おそらく火星が光の点として撮れるでしょう。

しかし、表面の様子を撮影するためには、望遠鏡が必要です。望遠鏡で天体を撮影するには、専用の機器やそれなりのテクニックが必要となりますので、天文雑誌を参考にしたり、詳しい人に相談したりしながら挑戦してみましょう。

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今回の接近もスーパーマーズと呼ぶのですか?

「スーパーマーズ」という言葉はそもそも天文用語ではなく、どのような状態の火星を呼ぶのか、明確な定義はありません。
詳しくは「基礎知識」の「火星の接近」をご覧ください。

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火星が普段より近づくと、地球に何か影響がありますか?

地球に最も大きな影響を与えている天体は、地球の衛星である月です。月と地球は平均で38万キロートルしか離れていないため、月の引力の影響は潮の満ち干という形で現れています。このような力を潮汐力と呼びます。今回の最接近時の火星は月の160倍も遠いため、その潮汐力は月のおよそ10万分の1にも満たないほど小さなものにしかなりません。したがって、それと気づくほどの影響を地球に及ぼすとは考えられません。

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