自然科学研究機構 国立天文台

アステ望遠鏡

アステ望遠鏡とは

アステ望遠鏡(アタカマサブミリ波望遠鏡実験)は、南米チリ北部、アタカマ砂漠の標高4860メートルの高地パンパ・ラ・ボラに設置された直径10メートルのサブミリ波望遠鏡です。アステ望遠鏡は、波長1ミリメートル以下の電波(サブミリ波)によって、私たちの肉眼では見ることのできない暗黒の宇宙を観測します。

アステ望遠鏡

研究

優れた観測性能とパンパ・ラ・ボラの卓越した観測条件を備えたアステ望遠鏡は、天文学や宇宙物理学のさまざまな分野において重要な役割を果たしています。 アステ望遠鏡の運用は、国立天文台を中心に、チリ大学、東京大学、名古屋大学、慶応大学、大阪府立大学、茨城大学、上越教育大学などの研究機関と共同でおこなわれており、南半球において本格的なサブミリ波天文学を推進するとともに、 それを支える観測装置や観測手法の開発を実証することを目的としています。現在、波長0.87ミリメートル(周波数350ギガヘルツ)での本格的なサブミリ波天体観測が行われています。

スペック

所在地チリ共和国、アタカマ砂漠(パンパ・ラ・ボラ、標高4860メートル)
アンテナ製造メーカー三菱電機
口径10メートル
波長サブミリ波(270~500ギガヘルツ)

歴史

2002年(平成14年)アステ望遠鏡をチリ、アタカマ砂漠に設置。試験観測を開始。
2004年(平成16年)本格的なサブミリ波(0.87ミリメートル)分光観測を開始。
2007年(平成19年)日米メキシコの共同研究による連続波観測を開始。
2011年(平成23年)東京大学などが開発したテラヘルツ波受信機の試験搭載を実施。
2012年(平成24年)国立天文台が開発した新型多色連続波カメラの試験搭載を実施。
2017年(平成29年)デルフト工科大学などが開発した新型電波カメラの試験搭載を実施。

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