ほしぞら情報2025年6月

東京の星空・カレンダー・惑星(2025年6月)

概要

6月21日は、1年で最も夜が短い夏至の日です。6月の終わり頃は、日が暮れるのが最も遅い季節でもあります。空がようやく暗くなった頃、西の空には赤っぽく輝く火星が見えています。空を見渡すと春の星座が西に傾き、東からは夏の星座が顔をのぞかせています。夜半頃になると、東の空から土星が昇ってきます。また未明に空に昇る金星は、明け方にかけて東の空で明るく輝きます。月がこれらの惑星に近づく様子にも注目してみましょう。

東京の星空

東京の星空(2025年6月中旬21時頃)
画像:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

カレンダー(6月)

1日金星が西方最大離角
3日上弦
5日芒種(太陽黄経75度)
11日入梅(太陽黄経80度) / 満月
19日下弦
21日夏至(太陽黄経90度)
25日新月 / 木星が合

惑星

水星
日の入り後の北西の低空に位置しています。中旬から下旬にかけて高度を上げ、東京では18日以降は日の入り30分後の高度が10度を超え、見つけやすくなります。18日から30日の明るさはマイナス0.4等から0.3等。
金星
日の出前の東の空に見え、1日に西方最大離角となります。明るさはマイナス4.4等からマイナス4.2等。
火星
しし座を東に移動しています(順行)。宵の西の空に見え、明るさは1.2等から1.5等。
木星
宵の北西の低空に位置しています。25日に合となり、以後は日の出前の北東の低空に位置するようになります。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
土星
うお座を東に移動しています(順行)。日の出前の南東の空に見え、明るさは1.1等から1.0等。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説 天象 の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。

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