自然科学研究機構 国立天文台

      

ほしぞら情報 2016年9月

日の出前に水星が見頃

月を目印に水星を探そう

2016年9月29日 日の出30分前の空
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水星が日の出前の東の空で見つけやすくなっています。

水星は、普段は高度が低く見つけづらい惑星です。しかし、29日に西方最大離角を迎えるため、9月26日から10月2日まで日の出30分前の高度が東京では10度を超え、たいへん観察しやすくなります。この機会に、ぜひ水星を見つけてみませんか。

9月の末頃には、日の出前の東の空に細い月が見えます。特に29日は月が水星のすぐ右上にありますので、月を目印にして水星を探すことができる絶好のチャンスです。
日の出の1時間から30分くらい前の、空があまり明るくならないうちに、東側にさえぎるもののない場所で、地平線近くを探してみましょう。双眼鏡を使うと、肉眼で探すより、水星も月もずっと見つけやすいでしょう。(ただし、双眼鏡で太陽を見ないよう十分注意してください。)

30日にも月は水星の近くにありますが、位置関係が逆になり、月が水星の下に位置するようになります。月はさらに細くなり、高度も低くなりますので、29日よりも見るのが難しくなりそうです。

参照:暦計算室ウェブサイト

国立天文台暦計算室の「こよみの計算」では、各地の日の出入り、月の出入り、月齢などを調べることができます。代表的な都市での惑星や月の見え方は、国立天文台暦計算室の「今日のほしぞら」で調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。