B プロジェクト

重力波プロジェクト

重力波プロジェクトとは

重力波は時空の歪みが伝搬する波動であり、1916年にアインシュタインによって予言され、それから約100年後の2015年にアメリカの重力波望遠鏡LIGOが初めて直接検出しました。重力波は、従来の宇宙観測に用いられていた光(電磁波)・宇宙線・ニュートリノに加わる新しい眼として、ブラックホールの合体などこれまでは見ることのできなかった宇宙の姿を我々に伝えてくれます。

国立天文台重力波プロジェクトでは、まさに始まったばかりの重力波天文学をさらに発展させるため、以下のような研究・開発を行っています。

  • 大型低温重力波望遠鏡KAGRA:岐阜県・神岡の地下トンネルに建設された、基線長3キロメートルの大型レーザー干渉計。東京大学およびKEKと共同で建設・運用を行っている。
  • TAMA300:国立天文台三鷹キャンパスに設置された、基線長300メートルのレーザー干渉計。KAGRAおよび次世代干渉計のための基礎研究を行っている。
  • 次世代地上重力波望遠鏡や宇宙重力波望遠鏡など、将来計画のための検討と研究開発。

KAGRAと重力波のイメージ

KAGRAの真空槽にインストールされた、最初の大型鏡懸架装置
KAGRAの真空槽にインストールされた、最初の大型鏡懸架装置。
2つのコンパクト星(中性子星やブラックホール)が合体する際に放出される重力波のイメージ
2つのコンパクト星(中性子星やブラックホール)が合体する際に放出される重力波のイメージ。KAGRAでは、約7億光年遠方で発生したこのような天体現象を観測することができます。

おもな望遠鏡

大型低温重力波望遠鏡KAGRA(かぐら)

大型低温重力波望遠鏡KAGRA

岐阜県・神岡の地下トンネルに建設された、長さ3キロメートルのL字型の腕を持った大型レーザー干渉計。

大型低温重力波望遠鏡KAGRA

TAMA300

TAMA300

国立天文台三鷹キャンパスに設置された基線長300メートルの干渉計型重力波アンテナ。

TAMA300

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