B プロジェクト

TMTプロジェクト

TMTプロジェクトとは

すばる望遠鏡やアルマ望遠鏡によって、宇宙誕生から3-4億年の時代の銀河が発見・確認され、太陽以外の星のまわりの惑星の姿をとらえることに成功しました。初期の銀河はどのように誕生したのか、見つかってきた惑星の表面や大気の組成はどのようになっているのか―このような新たな疑問に挑むのが次世代の大型望遠鏡です。TMT(Thirty Meter Telescope、30メートル望遠鏡)は、492枚の複合鏡からなる口径30メートルの主鏡により、光を集める能力で従来の望遠鏡を10倍上回る計画です。さらに、補償光学によりジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)を約5倍上回る解像力を実現します。日本の国立天文台は、国際協力事業としてTMTを推進し、2030年代の天文学をリードします。

TMTの完成予想図と分割鏡

TMTの完成予想図

TMTの完成予想図。建設地は、すばる望遠鏡のあるハワイ島・マウナケアです。

TMT

望遠鏡本体の完成予想図と日本で試作した分割鏡

望遠鏡本体の完成予想図と日本で試作した分割鏡。TMTは4カ国の協力で製作されます。このうち、日本は望遠鏡本体の設計・製作と主鏡(分割鏡)の製作など、望遠鏡の要となる部分を担当します。

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