自然科学研究機構 国立天文台

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JASMINE検討室

JASMINE検討室とは

ジャスミン(JASMINE)は、天の川の中心付近(バルジ構造)にある星々の天球上での位置とその変化を世界でもっとも高い精度で測定する人工衛星(赤外線位置天文観測衛星)です。まず、2022 年度頃に、小型科学衛星(望遠鏡の主鏡口径は30センチメートル級)を用いて、中心核バルジ領域の数平方度といった一部の領域を重点的に観測します。更に2030年代には中型衛星(主鏡口径80センチメートル級)を用いて、バルジ全域にわたり観測を行なう計画です。これらの観測衛星では、天の川を見通す赤外線を用いて、0.01ミリ秒角(1度角の3億 6千万分の1)という高精度で星の位置変化を測定し、可視光観測では困難である、3万光年先にまで及ぶバルジにある多くの星までの距離や星が運動する速さを知ることができます。JASMINEによって得られる天の川の星々のまったく新しい「地図」(星の運動情報も含む)によって、VERAとも共同して天の川銀河の真の姿や生い立ち、「見えない物質」の分布と運動、星の誕生と進化等、天文学の様々な分野が発展すると期待されます。

JASMINEの想像図

小型JASMINEの想像図

天の川を観測するJASMINE衛星(小型JASMINE:望遠鏡の主鏡口径が30センチメートル級の小型科学衛星)の想像図。

超小型衛星ナノジャスミン(Nano-JASMINE)の想像図

小型JASMINEに先駆けて超小型衛星ナノジャスミン(Nano-JASMINE:主鏡口径5センチメートル、衛星重量35キログラムの位置天文観測衛星)の検討開発が進められてきており、近い将来に打ち上げられる予定です。小さいながら現在世界最高クラスのヒッパルコス星表に匹敵する3ミリ秒角の位置精度で全天の星表を作成します。

JASMINE検討室公式サイト