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RISE月惑星探査プロジェクト

RISE月惑星探査プロジェクトとは

太陽系の惑星や衛星の内部を調べて太陽系の起源や進化、さらには生命の成り立ちに迫ろうとする研究を行っています。私たちのモットーは観測データに根ざした研究を行うことです。そのためにJAXAや国内外の研究機関と協力して月惑星探査による基礎データの獲得に挑んでいます。

前身のRISE月探査プロジェクトでは月周回衛星「かぐや」において、レーザ高度計やVLBI電波源を用いて月の重力と地形の測定を担当しました。2012年4月に始まった現在のプロジェクトでは、月だけではなく、火星衛星、木星系、小惑星の探査において、開発と研究を行っています。小惑星探査機「はやぶさ2」ではJAXAや国内外の共同研究者とともにレーザ高度計による科学観測を行いました。拡張ミッション移行後には、2031年に予定されている小惑星近傍での運用計画の立案にも貢献しています。また、木星系探査計画「JUICE」ではドイツ、スイス、スペインと国際共同チームを組んでガニメデレーザ高度計(GALA)の開発に参画しています。火星衛星探査計画「MMX」ではレーザ高度計チームへの参加にとどまらず、国際的な測地学科学戦略チームも牽引し、火星衛星の起源と進化の解明に貢献します。今後も自分たちの手で確かな観測データを獲得して新しい発見に挑戦していきます。

小惑星リュウグウの形状と月の地形図

「はやぶさ2」レーザ高度計観測で得られた小惑星リュウグウの形状

「はやぶさ2」レーザ高度計観測で得られた小惑星リュウグウの形状(クレジット:国立天文台/JAXA/千葉工大/会津大/日本大/大阪大)。探査機やターゲットマーカーの動きを追いかけて、小惑星リュウグウの地形と重力を明らかにしました。そこから、小惑星内部に微妙なムラがありそうだというヒントが得られました。また、表面で砂や石がどのように転がって小惑星独自の形を作っているのかも調べました。

「かぐや」によって取得された月の地形図(左側)と重力異常図(右側)(クレジット:国立天文台/千葉工業大学/JAXA)。世界で初めて、月の裏側の正確な重力場を求め、極域を含む地形を明らかにしました。こうした測地学的研究から、誕生直後の月では表側と裏側で地殻の厚さや内部の温度に違いがあったらしいことが分かってきました。また、月の奥深くでは今でも高温状態が保たれているとも考えられています。

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