ほしぞら情報2026年3月

レグルス食(2026年3月)

2026年3月2日 各地でのレグルス食の見え方
画像:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

レグルスが月に隠される様子を観察しよう!

3月2日の日の入り後、しし座の1等星レグルスが月に隠されるレグルス食がほぼ全国で見られます。星が月に隠される現象を「星食」と言い、月の縁に入る瞬間(潜入)と出る瞬間(出現)を見ることが星食の醍醐味(だいごみ)です。望遠鏡や双眼鏡で拡大して観察したり、カメラの望遠レンズで捉えたりすると、その様子をよく見ることができます。動画撮影にチャレンジしてみるのも良いでしょう。

今回レグルスは、満月直前の大変明るい月に隠されるので、目がくらんで肉眼では見づらいかもしれません。しかも、日の入り後、星が見えるくらい暗くなる頃には、レグルスと月はかなり近づいています。星が見え始めたらすぐに、月のそばにあるレグルスの位置を確認するようにしてください。

残念ながら、九州の南端部より南の地域では、レグルスが月に隠れず、食にはなりません。月のすぐそばをレグルスが通過する様子を観察してみるのも一興かもしれません。

地点潜入時刻レグルスの高度出現時刻レグルスの高度
札幌20時23.6分43.5度21時38.5分53.8度
仙台20時27.3分46.1度21時38.2分57.2度
東京20時30.6分46.9度21時34.5分57.9度
京都20時28.4分43.7度21時24.1分54.0度
福岡20時29.1分40.0度21時07.2分47.6度

おもな都市における潜入と出現の時刻は、2026年3月2日レグルス食各地予報 をご覧ください。

2026年3月2日 レグルス食の限界線
画像:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

(参照)暦計算室ウェブサイト 国立天文台暦計算室の「こよみの計算 」では、各地の月の出入り時刻、惑星の出入り時刻などを調べることができます。また暦象年表の「太陽系天体の出入りと南中 」でも、各地の惑星の出入り時刻などを調べることができます。「今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。

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