ほしぞら情報2026年2月

東京の星空・カレンダー・惑星(2026年2月)

概要

日が沈み空が暗くなり始めた頃、南西から西のやや低い空に土星が見えています。同じ西の空では、水星が20日に東方最大離角となって見頃を迎えますが、土星よりもさらに低い位置です。西側が地平線近くまで見渡せる場所で観察しましょう。

すっかり暗くなった宵の時間帯には、天頂から南の空にかけて、冬の星座を彩る明るい星々が多く見られます。その中に混じって、高い空でひときわ明るく輝いているのが木星です。 また2月は、南に低く見つけづらい、りゅうこつ座の1等星カノープスを観察するのに良い時期です。こちらは、南の地平線まで見える空で観察しましょう。

東京の星空

東京の星空(2026年2月中旬21時頃)
画像:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

カレンダー(2月)

2日満月
3日節分
4日立春(太陽黄経315度) / 天王星が留
9日下弦
11日建国記念の日
17日新月 / 金環日食(日本では見られない) 参照:日食各地予報
19日雨水(太陽黄経330度)
20日水星が東方最大離角
23日天皇誕生日
24日上弦
26日水星が留

惑星

水星
月初は日の入り直後の西の低空に位置していますが徐々に高度を上げ、20日に東方最大離角となります。16日から23日は日の入り30分後の高度が10度を超え、見つけやすくなります。16日から23日の明るさはマイナス0.8等から0等。
金星
日の入り直後の西の低空に位置しています。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
火星
やぎ座からみずがめ座にかけての領域を東に移動しています(順行)。見かけの位置が太陽に近く、観察は難しいでしょう。
木星
ふたご座の領域を西に移動しています(逆行)。宵の東から南東の空に見え、明るさはマイナス2.6等からマイナス2.4等。
土星
うお座の領域を東に移動しています(順行)。宵の西の低空に位置し、明るさは1.0等。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説 天象 の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。

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