ほしぞら情報2025年10月

月が木星、金星に接近(2025年10月)

2025年10月14日から20日5時頃 東京の星空
画像:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

月が木星と金星に相次いで接近

10月に入ると、木星は、夜中の東の空に姿を現すようになり、日の出の頃に南中します。13日の深夜から14日の明け方の空で、下弦の月とマイナス2.2等で輝く木星の接近している様子を見ることができます。

金星は、春以降、日の出前の東の空で「明けの明星」として輝いていますが、10月にはさらに高度を下げ、低空に見えるようになります。明るさはマイナス3.9等で、11月には太陽に接近して観察しづらくなりますので、10月中に見ておくとよいでしょう。19日と20日の明け方には、東の低い空で、細い月が金星と接近します。ただ、月が細く、低空ですので、見つけづらいかもしれません。ぜひ東の方角を見渡せる場所で探してみましょう。夜明け頃の空の様子を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(参照)暦計算室ウェブサイト 国立天文台暦計算室の「こよみの計算 」では、各地の月の出入り時刻、惑星の出入り時刻などを調べることができます。また暦象年表の「太陽系天体の出入りと南中 」でも、各地の惑星の出入り時刻などを調べることができます。「今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。

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