ほしぞら情報2025年4月

月が木星、火星に接近(2025年4月)

2025年4月2日から6日 20時頃 東京の星空
画像:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

宵の空で、月が木星と火星に相次いで近づく

4月2日から3日にかけて、細い月が木星に接近します。最も近づくのは、3日の朝ですが、地平線の下にあり見ることができません 。その前後の宵の空で、月と木星が近くに並ぶ様子が見られます。5日から6日にかけては、月は火星に近づきます。

2025年4月30日から5月4日 19時30分頃 東京の星空
画像:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

また、月末の30日から翌日にかけては、満ち欠けが一回りして三日月となった月が、再び木星に近づきます。さらに、5月3日から4日には、再び火星に近づきます。

月や惑星は、太陽の見かけの通り道「黄道」に沿って、規則正しく動いていきます。これは、地球や惑星が太陽の周りを、月が地球の周りを公転しているために起こることです。毎日続けて夜空を観察していくことで、天体の運行の仕組みを感じることができるでしょう。

(参照)暦計算室ウェブサイト 国立天文台暦計算室の「こよみの計算 」では、各地の月の出入り時刻、惑星の出入り時刻などを調べることができます。また暦象年表の「太陽系天体の出入りと南中 」でも、各地の惑星の出入り時刻などを調べることができます。「今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。

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