自然科学研究機構 国立天文台

東京の星空・カレンダー・惑星(2020年3月)

概要

3月の夜明け前、南東の空では、火星、木星、土星が見やすくなってきました。お互いの位置関係に変化が少ない木星と土星に対して、火星は夜空を大きく動いて、木星、土星に次々と接近していきます。さらに18日から19日にかけては、月がこれらの惑星たちに相次いで近づきます。一方、日の入り直後の西の空では、25日に東方最大離角を迎える金星が、明るく輝いて存在感を示しています。月末には、上弦前の細い月が金星の近く通り過ぎていきます。今月は、明るい惑星たちと月の動きに注目しましょう。

東京の星空

東京の星空(2020年3月中旬20時頃)
画像サイズ:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

カレンダー(3月)

3日上弦
5日啓蟄(太陽黄経345度)
8日海王星が合
9日水星が留
10日満月
16日下弦
17日彼岸の入り
20日春分の日/春分(太陽黄経0度)
24日新月/水星が西方最大離角
25日金星が東方最大離角

惑星

水星
日の出直前の東の低空に位置しています。24日に西方最大離角となりますが、東京での日の出30分前の高度は10度に届かず、観察は難しいでしょう。
金星
日の入り後の西の空で明るく輝いています。25日に東方最大離角となります。明るさは、マイナス4.2等からマイナス4.4等。
火星
いて座を東に移動し、月末にはやぎ座に入ります(順行)。日の出前の南東の空に見え、明るさは、1.1等から0.8等。
木星
いて座を東に移動しています(順行)。日の出前の南東の空に見え、明るさは、マイナス2.0等からマイナス2.1等。
土星
いて座を東に移動し、月末にはやぎ座に入ります(順行)。日の出前の南東の空に見え、明るさは0.7等。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。