東京の星空・カレンダー・惑星(2020年1月)

概要

暗くなってしばらくすると、オリオン座など冬の星座の明るい星々がよく見える季節になりました。夕方の西の空には金星が明るく輝いています。明け方の東の空には、まだ目を引く明るさではありませんが、火星が見えてきました。新年が始まって間もない1月5日の明け方には、しぶんぎ座流星群が見頃となります。11日には半影月食があります。注意深く観察すると、月がわずかに光を失ったことに気がつくかもしれません。月は21日に火星に、28日には金星に接近します。

東京の星空

東京の星空(2020年1月中旬20時頃)
画像サイズ:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

カレンダー(1月)

1日元日
3日上弦
4日17時頃、しぶんぎ座流星群が極大(見頃は5日未明。1時間に20個程度。月明かりの影響はないが、極大時刻の条件が悪く、当たり外れも大きい)
5日地球が近日点通過
6日小寒(太陽黄経285度)
11日満月/半影月食 参照:月食各地予報/水星が外合/天王星が留
13日成人の日
14日土星が合
17日下弦
18日土用の入り(太陽黄経度297度)
20日大寒(太陽黄経300度)
25日新月

流星群の極大日、時刻は、IMO(International Meteor Organization/国際流星機構)の予報をもとに掲載しています。流星群の流星出現個数は、見頃の時期に、天の川が見えるような暗い空で一般の方が観察したときに、1時間あたりに見られる最大の流星数の目安です。街明かりの中で観察したり、見頃でない時期に観察したりした場合には、数分の1になることがあります。反対に、空の条件や観察者の熟練度などによって、数倍の数の流星を見ることができる場合があります。

惑星

水星
日の出直前の東の低空に位置していますが、11日に外合となり、以後は日の入り直後の西の低空に位置します。見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。
金星
日の入り後の南西の空で明るく輝いています。明るさは、マイナス4.0等からマイナス4.1等。
火星
てんびん座からさそり座、へびつかい座を東に移動しています(順行)。日の出前の南東の空に見え、明るさは、1.6等から1.4等。
木星
いて座を東に移動しています(順行)。見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。
土星
いて座を東に移動し(順行)、14日に合となります。見かけの位置が太陽に近く、観察には適していません。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。

このページをシェアする