2023年度(令和5年度)天文学振興募金
件数
96件
寄付額
66,954,816円
皆さまからの多くのご支援、ありがとうございました。
国立天文台基金とは
自然科学研究機構は、研究をさらに進めるために自然科学研究機構基金を創設し、この基金の一環として国立天文台基金が設立されました。国立天文台基金へのご寄付は、人材育成や先端研究推進のための柔軟な研究投資に使われます。皆様のご支援が、宇宙の謎に挑む国立天文台の研究活動を支える大きな力となります。日本の天文学の中核を担う国立天文台へのご支援をお願い申し上げます。
※ これまでご支援いただいた「天文学振興募金」は、2024年度から「国立天文台基金」に統合されました。
天文学の歩みを未来へとつなぐために
138億年前、宇宙は「ビッグバン」と呼ばれる超高温・高密度の状態から始まりました。ビッグバンの後、銀河はどのように生まれ、進化し、現在の姿となったのか。銀河の中で恒星や惑星はどのように生まれ、進化し、また物質はどのように輪廻しているのか。生命を宿せる惑星はどれくらい存在するのか。ブラックホール周辺の極限環境で物理現象はどうなるのか。暗黒物質や暗黒エネルギーの正体は何か。宇宙の謎はつきることがありません。国立天文台は、大型望遠鏡やスーパーコンピュータを駆使して、日本と世界の研究者の皆さんと一緒に宇宙の多くの謎に挑んでいます。
17世紀のガリレオ・ガリレイは、望遠鏡を一人で覗いて月のクレーターや木星の衛星などを発見しました。現代のすばる望遠鏡やアルマ望遠鏡など最先端の大型望遠鏡では、100人以上が協力して観測を行うことで宇宙の深淵を解き明かそうとしています。天文学の謎の解明には時間がかかるものも多く、世代から世代へ知識と技術を継承していかなくては天文学の発展はありません。多くの研究者や技術者が手を取り合い、時には次世代に託しながら、天文学は歩を進めてきました。
今、天文学の歩みを未来へとつなぐために、皆様からのご支援が必要です。いただいたご寄附は、国立天文台の人材育成や先端研究推進のための柔軟な研究投資のために大切に使わせていただきます。そのご支援とご声援が、連綿と続く天文学の次の一歩を支えます。ぜひご支援のほど、お願いいたします。宇宙の知の新しい地平線を、一緒に開きましょう。
国立天文台長
土居守
国立天文台三鷹移転100周年記念基金
国立天文台三鷹移転100周年記念事業として、記念式典や将来の天文学発展に資する様々な支援活動を行うための基金。募集中(2025年3月31日まで)。
お問い合わせ
大学共同利用機関法人自然科学研究機構
国立天文台基金事務局
- 〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1
- 電話:0422-34-3903(平日の午前10時~午後5時 ※正午〜午後1時を除く)
- メール:naojkikin(ここに@を入れてください)ml.nao.ac.jp
- ※メールでお問い合わせの際は、送信者の氏名と連絡先電話番号の記載をお願いいたします。
- 返信に3業務日ほど頂くことがございます。あらかじめご了承ください。