50センチ公開望遠鏡とは
1994年に国立天文台 三鷹キャンパスに設置された口径50センチの光学望遠鏡です。国立天文台の数ある望遠鏡の中でも、一般の方々への公開を主な目的としていることが特徴です。1996年4月からは定例観望会を実施しており、月や惑星、二重星、明るい星雲など東京の空でも楽しめる天体を中心に、季節ごとの夜空の見どころをご覧いただいています。また、定例観望会の他にも、広報用画像、映像の取得や注目の天文現象の中継を行うなど、天文学の普及に幅広く活用されています。
彗星や小惑星などの太陽系天体を中心とした研究観測などにもこの望遠鏡は使われています。大型の望遠鏡には無いフットワークの軽さを生かして、天文学の前進に貢献しているのです。
スペック
所在地 | 三鷹キャンパス(東京都三鷹市大沢) |
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主な製造メーカー | 三鷹光器株式会社 |
口径 | 50センチメートル |
焦点距離 | 603センチメートル |
架台 | フォーク式赤道儀 |
光学系 | カセグレン式 |
ドームサイズ | 直径4.75メートル、高さ4.9メートル |
歴史
1994年(平成6年) | 建設 |
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1995年(平成7年)5月 | ファーストライト |
1996年(平成8年) | 観望会開始 |
1999年(平成11年) | 現在の場所へ移設 |