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ハワイのすばる望遠鏡、三鷹キャンパスの歴史的建築物を、迫力あるVRで体験

ハワイのすばる望遠鏡、および三鷹キャンパスにある2つの歴史的建築物の内部を、3Dで疑似体験できる、「3Dバーチャルツアー」サイトを公開しました。国立天文台ハワイ観測所が、電気通信大学と米国に本社を置くマーターポート社との連携により開発した3D VR(バーチャル・リアリティ)コンテンツです。
すばる望遠鏡3Dバーチャルツアー
すばる望遠鏡があるハワイ島マウナケアの山頂域は、日本から遠く離れている上、標高が約4200メートルの高山で酸素が平地の6割しかなく、気軽に立ち入ることができない場所です。しかし、この3Dバーチャルツアーのサイトを利用すれば、実際には容易に見学できないすばる望遠鏡やそのドームの中を自由に散策できます。一部の施設については解説・動画と共により詳しい見学も可能です。また、ウェブブラウザだけでなく、VRゴーグルを使うことで、よりリアルな体験を楽しむことができます。ドーム内の複数の階を自由に移動して、望遠鏡に近づいたり、超広視野主焦点HSCを間近で見たりしながら、すばる望遠鏡の迫力ある姿をぜひ体験してください。
天文台歴史館、太陽塔望遠鏡
国立天文台三鷹キャンパスで一般公開されている歴史的建築物の一部についても、すばる望遠鏡と同様に3Dバーチャルツアーを体験することができます。この体験ができるのは、登録有形文化財である天文台歴史館と太陽塔望遠鏡です。とくに太陽塔望遠鏡については、通常見学できるのは建物の外観のみであり、その内部を見学できる機会は滅多にありません。3D VRを利用することで、ふだんは見ることができない内部の様子を詳しく見ることができます。>
気軽に訪れることができない遠隔地や厳しい環境にある施設、階段が多く狭い施設の内部も、3D VRを利用すれば、どんな方も見学が可能になります。この3Dバーチャルツアーを通じて、すばる望遠鏡をはじめ国立天文台の施設をより詳しく楽しく知っていただくため、多くの方々のご利用をお待ちしています。