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本間希樹教授が日本天文学会 林忠四郎賞を受賞

画像:受賞記念講演で研究成果を紹介する本間希樹 教授。
受賞記念講演で研究成果を紹介する本間希樹 教授。(クレジット:日本天文学会)

国立天文台 水沢VLBI観測所長を務める本間希樹(ほんま まれき)教授が、2020年度日本天文学会 林忠四郎賞を受賞しました。

受賞対象となった研究業績は、「超長基線電波干渉計に基づく銀河系構造の研究と巨大ブラックホール・シャドウ撮像への貢献」です。本間教授が長年にわたって推進したVERAプロジェクトの成果、そして2019年4月に発表されたブラックホールシャドウの撮像成功に、本間教授が率いるEHT日本チームが貢献したことが評価されました。この受賞記念講演会は、日本天文学会2021年春季年会中の2021年3月19日に行われました。林忠四郎賞は、天文学における独創的でかつ分野に大きく寄与する研究業績に対して、日本天文学会が授与する賞で、今回が第25回目となります。

またこのたび、日本天文学会 日本天文遺産に新たに3件が認定されました。そのうちの1件は、水沢VLBI観測所が所有・管理する「臨時緯度観測所眼視天頂儀及び関連建築物」です。国立天文台としては、三鷹キャンパスにある「6mミリ波電波望遠鏡」に次いで2件目の認定となります。

林忠四郎賞とともに、日本天文学会が刊行する天文学論文誌に掲載された中から優秀な論文に贈られる2020年度 日本天文学会 欧文研究報告論文賞も、発表されました。今回表彰された2件の研究論文はそれぞれが、すばる望遠鏡、アルマ望遠鏡で取得した観測データを用いた研究でした。

国立天文台はこれからも、天文学の推進と発展に寄与していきます。

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