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三鷹キャンパス施設公開来訪者20万人達成

2000年7月20日に開始した国立天文台三鷹キャンパスの施設公開の来訪者が、2017年5月26日(金曜日)に、通算で20万人となりました。この日、あいにくの雨の中、友人と国立天文台を見学に訪れた仲浦(なかうら)さくらさん(東京都葛飾区在住)が、通算20万人目の来訪者となりました。仲浦さんには、林正彦国立天文台長から来訪者20万人目の認定証と記念品が贈られました。国立天文台を訪れた理由は「大学のレポートの参考にするため」、大学では福島登志夫教授の授業を受けているということで、認定証の贈呈式には福島教授にもご登場いただきました。
三鷹キャンパスでは、年末年始をのぞいて毎日施設公開を行っています。また、土日祝日と学校の長期休暇期間中は、第一赤道儀室と天文台歴史館で解説員が案内をしています。解説員は学生アルバイトや文化財ボランティアです。第一赤道儀室では、晴れていれば太陽観察会を実施し、天文台歴史館では展示の解説を行っています。分からないことをその場で解説してもらえることから、満足度は非常に高いようで、とても好評です。天文学の世界は、ふらりと訪れる方には難解だと思われがちですが、施設公開に来られた方が書いたアンケートを見ると、「難しくてよく理解できない部分もあったが、自分が知らない世界があることが分かって良かった」「今度はもっと勉強して、また来ます」など、新しい世界との出会いを楽しんでいただけているようすが分かります。
施設公開に携わる多くの方々の協力のおかげで、来訪者20万人を達成できました。今後も社会に開かれた天文台を目指して、たくさんの方々にお越しいただけるよう頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。