自然科学研究機構 国立天文台

2022年1月の星空情報

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2022年1月の星空情報です。

2022年の幕開けは、「しぶんぎ座流星群」に注目しましょう。今は存在しない星座の名前が付けられたこの流星群は、流星の出現数が多い三大流星群の一つ。流星の数が増えるのは4日の夜明け前。放射点が高い時間帯に活動が極大となり、月明かりの影響も受けない好条件で観察できます。

日の入り後には、南西の空に傾いた木星、土星が輝いています。西の空が開けた場所では、地平線に近い高度に現れる水星も探してみましょう。東方最大離角(注)となる7日頃が、見つけるチャンスです。細い月との共演も冬の夜空の魅力を引き立てます。 2022年も、星空を通して天文学を楽しみましょう。

3日:新月、10日:上弦、18日:満月、25日:下弦
18日は、2022年で最も遠い満月です。

(注)最大離角とは、地球よりも内側の軌道を公転する内惑星が、地球からの見かけ上太陽から最も離れること。東方最大離角の頃の水星は、日の入り直後の西の空で地平線からの高度が比較的高くなる。本文へ戻る

ワンポイント・アドバイス(しぶんぎ座流星群)

12月に注目された「ふたご座流星群」に続いて、年明けすぐに活動する「しぶんぎ座流星群」も、特に出現する流星数の多い「三大流星群」に挙げられる流星群です。しかし、活発に活動する期間が短く、年によって観察条件の違いが大きい流星群でもあります。

今年は1月4日の夜明け前に活動の極大を迎えます。流星群の放射点の高度が高い時間帯に当たり、さらに新月直後で月明かりの影響が無いため、近年まれに見る好条件と言うことができます。空の暗い場所では、多ければ1時間あたり50個程度の流星が現れるかもしれません。

流星は、放射点を中心に空全体に現れます。なるべく空の広い範囲を見渡すようにしましょう。また、目を屋外の暗さに慣らすため、少なくとも15分ほどは観察を続けると良いでしょう。事故に遭わないよう十分に注意し、マナーを守って観察をしてください。

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文:内藤誠一郎(国立天文台 天文情報センター)