国立天文台 メールニュース
No.242(2023年2月1日発行)令和6(2024)年暦要項の発表
__________________________________________________________ 国立天文台 メールニュース No.242 (2023年2月1日発行) __________________________________________________________ 国立天文台の研究成果やイベント、注目したい天文現象などを、メールでお届けする不定期発行のニュースです。どなたでも無料でニュースを受け取ることができます。 ◇もくじ------------------- ・お知らせ:令和6(2024)年暦要項の発表 -------------------------◇ ▼お知らせ ____________________________ ■令和6(2024)年暦要項の発表 国立天文台は、毎年2月の最初の官報で翌年の暦要項(れきようこう)を発表しています。暦要項には、国立天文台で推算した翌年の暦(国民の祝日、日曜表、二十四節気および雑節、朔弦望、東京の日出入、日食・月食など)を掲載しています。 今年は2月1日に「令和6(2024)年暦要項」を発表しました。以下は、主な内容です。 令和6(2024)年は閏(うるう)年です。 国民の祝日は次のとおりです。 元日 1月 1日 成人の日 1月 8日 建国記念の日 2月11日 天皇誕生日 2月23日 春分の日 3月20日 昭和の日 4月29日 憲法記念日 5月 3日 みどりの日 5月 4日 こどもの日 5月 5日 海の日 7月15日 山の日 8月11日 敬老の日 9月16日 秋分の日 9月22日 スポーツの日 10月14日 文化の日 11月 3日 勤労感謝の日 11月23日 2月12日、5月6日、8月12日、9月23日、11月4日は休日となります。 この年には日食が2回、月食が1回あります(すべて日本における日付です)。 4月9日には皆既日食がありますが、日本では見ることができません。 9月18日には部分月食がありますが、日本では見ることができません。 10月3日には金環日食がありますが、日本では見ることができません。 これらの現象の詳しい状況や予報については、国立天文台 天文情報センター 暦計算室ウェブサイトで調べることができます。 国立天文台では、国際的に採用されている基準暦に基づいて、太陽・月・惑星の視位置をはじめ諸暦象事項を推算し、「暦書」として「暦象年表」を発行しています。ここから主要な項目を抜粋したものが暦要項です。 昭和29(1954)年6月1日の官報に翌昭和30(1955)年の暦要項を掲載したのが最初で、昭和39(1964)年の暦要項からは、現在のように前年2月の最初の官報に掲載するようになりました。 暦要項、暦象年表の内容は、暦計算室ウェブサイトでご覧になれます。 ▽暦要項 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/yoko/ ▽国立天文台 天文情報センター 暦計算室 https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/ ◇編集後記----------------- 「暦書の編製」は国立天文台が担う重要な役割の一つであり、毎年発表する「暦要項」もその一つです。春分の日や秋分の日がいつになるか、気になる方が多いと思いますが、太陽や月の視位置に関連する日食や月食の推算も大事な情報です。日本で見られる日食、月食がないのは少々寂しいですね。 -------------------------◇ 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 __________________________________________________________ 発 行:国立天文台 天文情報センター 広報室 発行日:2023年2月1日 __________________________________________________________