寄附を御恵贈くださった皆さまへ

 皆さま方に於かれましては、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。
 平素は格別の御高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 ここに、平成20年度より導入いたしました、「天文学振興募金」の報告をさせていただきます。
 平成29年度末までに、延べ4,103件、3,939名・164団体の方から総額743,760665円のご寄附を頂戴いたしました。 導入初年度から多くの方にご寄附いただき、心より感謝申し上げます。 また、寄附者の皆さまから色々なメッセージをいただきました。 皆さまの天文学への想いを拝見させていただくことは、今後の研究に向けての励みとなります。
 今後は、皆さまから頂戴した寄附金を活用させていただき、寄附者の皆さまの御期待に答えられるよう努めてまいります。
 最後に、皆さまの御支援、御寄附に感謝申し上げるとともに、より一層の御発展をお祈り申し上げます。
台長顔写真

国立天文台 台長 常田 佐久

天文学振興募金 概要

1. 目的

「天文学振興募金」は、国立天文台を大学共同利用機関として全国の研究者の共同利用を進めるとともに、 共同研究を含む観測・研究・開発を広く推進し、国際協力の窓口として天文学および関連分野の発展のために、 政治情勢や景気に左右されず、柔軟かつ戦略的な研究開発投資が出来るように設立されました。

2. ご寄附の使途

平成22年1月3日まで
 1. 国立天文台の教職員が行う研究・教育の充実及びそのための環境整備
 2. 天文学の研究成果の社会への普及並びに社会との連携
 3. 若手研究者への研究奨励金及び奨学金
 4. 世界天文年2009への参加(申込期限:2009年(平成21年)12月末日まで)
 5. その他天文学の振興に資する事業への支援

平成22年1月4日から
 1. 国立天文台の教職員が行う研究・教育の充実及びそのための環境整備
   (「天文学の研究成果の社会への普及ならびに社会との連携」、
   「若手研究者への奨励金および奨学金」等を含む)
 2. その他天文学の振興に資する事業への支援

平成31年4月1日から
 1. 国立天文台が行う研究・教育の充実
 2. 研究成果の社会への普及
 3. 若手研究者の奨励
 4. その他天文学の振興に資する事業


▲ページの先頭へ

ご寄附の受入れ状況

■30年度

(件) (円)
1.  国立天文台の教職員が行う研究・教育の充実及びそのための環境整備 156 224,858,349
2.  その他天文学の振興に資する事業への支援 2 1,003,000
合 計 158 225,861,349



■29年度

(件) (円)
1.  国立天文台の教職員が行う研究・教育の充実及びそのための環境整備 207 189,758,311
2.  その他天文学の振興に資する事業への支援 3 56,400
合 計 210 189,814,711



■28年度

(件) (円)
1.  国立天文台の教職員が行う研究・教育の充実及びそのための環境整備 274 345,305,686
2.  その他天文学の振興に資する事業への支援 1 10,000
合 計 275 345,315,686



■27年度

(件) (円)
1.  天文台が行う研究・教育の充実及び研究成果の社会への普及 678 9,225,261
2.  その他天文学の振興に資する事業への支援 1 84,000
合 計 679 9,309,261



■26年度

(件) (円)
1.  国立天文台の教職員が行う研究・教育の充実及びそのための環境整備 556 13,318,079
2.  その他天文学の振興に資する事業への支援 2 130,000
合 計 558 13,448,079



■25年度

(件) (円)
1.  国立天文台の教職員が行う研究・教育の充実及びそのための環境整備 891 106,636,269
2.  その他天文学の振興に資する事業への支援 1 1,000
合 計 892 106,637,269
プリンストン大学からの寄附 1件 88,875,000円を含む。



■24年度

(件) (円)
1.  国立天文台の教職員が行う研究・教育の充実及びそのための環境整備 991 13,956,579
2.  その他天文学の振興に資する事業への支援 1 30,000
合 計 992 13,986,579



■23年度

(件) (円)
1.  国立天文台の教職員が行う研究・教育の充実及びそのための環境整備 74 11,103,500
2.  その他天文学の振興に資する事業への支援 3 135,000
合 計 77 11,238,500



■22年度

(件) (円)
1.  国立天文台の教職員が行う研究・教育の充実及びそのための環境整備 40 22,912,500
2.  その他天文学の振興に資する事業への支援 5 86,000
合 計 45 22,998,500



■21年度

(件) (円)
1.  国立天文台の教職員が行う研究・教育の充実及びそのための環境整備 61 12,446,811
2.  天文学の研究成果の社会への普及並びに社会との連携 15 290,100
3.  若手研究者への研究奨励金及び奨学金 26 525,100
4.  世界天文年2009への参加 55 4,383,100
5.  その他天文学の振興に資する事業への支援 14 493,100
合 計 171 18,138,211



■20年度

(件) (円)
1.  国立天文台の教職員が行う研究・教育の充実及びそのための環境整備 147 5,434,917
2.  天文学の研究成果の社会への普及並びに社会との連携 104 1,067,734
3.  若手研究者への研究奨励金及び奨学金 95 935,400
4.  世界天文年2009への参加 139 4,617,752
5.  その他天文学の振興に資する事業への支援 84 818,066
合 計 569 12,873,869



《世界天文年2009への参加寄附まとめ》

(件) (円)
平成20年度 139 4,617,752
平成21年度 55 4,383,100
合 計 194 9,000,852

▲ページの先頭へ

これまでご寄附により実施した事業

●「アジアの星の神話・伝説」プロジェクト
●「君もガリレオ」プロジェクト
●日食グラスで月にかくれる太陽を見よう
●7.22皆既日食中継プロジェクト
●世界天文年2009巡回企画展
●世界天文年2009グランドフィナーレ
●神戸の星の観察会


⇒詳細はこちら

▲ページの先頭へ

ご寄附を用いて実施中の事業(一部は実施済み)

・「ふれあい天文学―あなたの教室に天文学者を届けます―」

  「ふれあい天文学」は、国立天文台の天文学者が全国各地の小中学校にて授業を行う取り組みです。 2010年度より開始し、北は北海道、南は鹿児島県、さらには父島、八丈島までと各地に天文学者が出かけ授業を行ってきました。
例年40名を超える天文学者が講師となって、太陽や月のお話、星の誕生のしくみ、ブラックホールの不思議、太陽系を旅する宇宙旅行など、星や宇宙の話題を届けています。「ふれあい天文学」は子供たちが天文学者の授業を受ける貴重な機会となります。日本全国どこへでも天文学者をお届けしています。
関係者のみなさま、ご協力いただきありがとうございます。


授業風景_a

授業風景_b

授業風景_c

授業風景_c


~ふれあい天文学 実施校から寄せられた感想文(抜粋)~

   子どもたちから寄せられた感想文の一部をご紹介します。

先生の話を聞いて、わかったことがたくさんあります。まず研究は一人ではやらない。世界各国の人と協力している。ハワイとチリに大きな望遠鏡がある。宇宙には約1兆個のブラックホールがあるが、星は重力で引っ張り合って回り続ければ吸い込まれることはないとわかりました。(小5)

今回の特別授業で、岡山が世界的にもすごいところだと知れました。また、宇宙のスケールが大きすぎて、ついていけなくなりました。宇宙が身近に感じられたが、逆に遠いものにも感じられた。宇宙にはたくさんの恒星があり、その恒星には惑星がありと、星がすごく多いことがわかり、地球に似た星もあるのではないかとワクワクした。(中3)

僕は宇宙の映像を見て地球がとても小さいことがわかりました。この映像を見るまでは地球があんなに小さいとはわかりませんでした。(小6)

私には夢が一つ増えました。天文学者になってみたいと思いました。先生は天文学者になるために、物理や数学や英語が出来ないといけないと言っていました。私は数学が苦手ですが、今できることを諦めずに頑張りたいと思います。(中3)

惑星や星は、衝突して作られたりしてすごいと思った。地球から離れている惑星がたくさんあり、かたまりで出来た星が地球よりおおきいのがびっくりした。(中1)

・東アジア干渉計冬の学校(アジア冬の学校)<実施済み>

国立天文台と総合研究大学院大学物理科学研究科天文科学専攻が共催で、 ミリ波サブミリ波の干渉計観測、またはVLBI観測に関心のある若手研究者 (大学院生、ポスドク)を集めて、平成23年2月7日から11日までの5日間、 国立天文台三鷹キャンパスにおいて東アジア干渉計冬の学校を開催しました。

参加者の内訳は、日本国内から29名、韓国から13名、台湾から13名、 中国から12名、オランダとオーストラリアから各1名の計69名となっています。 台湾からも4名の講師を招き、日程の前半に講義を行いました。

講義については、電波天文学の基礎、目指すサイエンス、電波望遠鏡の仕組みや、 干渉計観測における観測手法、観測準備についてを学びました。

後半は、アルマ観測準備ソフトウエアOTとデータ解析ソフトCASAを用いた ALMAコースと、VLBIデータ解析ソフトAIPSを用いたVLBIコースに分かれ、 チュータの指導のもとソフトウェアについての実習を行いました。 最終日には、希望者を対象に野辺山観測所の見学を行いました。

これらの知識、経験を通じて若手の優秀な天文学研究者が育っていくことを 期待しています。

冬の学校参加者


・若手研究者の論文製本補助

補助は平成24年度末を持って終了しました。


▲ページの先頭へ

寄附者の皆さまからのメッセージ

「君もガリレオ」プロジェクトに参加する発展途上国の子どもたちへ配る望遠鏡の資金に使ってください。(東京都I様)

子供の頃から星を見るのが好きで、新しい発見のニュースを聞くことも大好きでした。寄附で第一線の研究者を応援できるのならば、それはすごく楽しい事だと思います。(岐阜県K様)

一天文ファンです。木星の衝突痕の情報を探しに来たときに、この募金制度を知りました。僅かな額しか募金できず申し訳ありません。若輩者ですが、これから先の時代を背負う若い研究者の方の力にすこしでも貢献できれば感謝です。また、その方々の後ろ支えを少しでもさせていただけると思うことができて嬉しいです。(愛知県Y様)

普段募金寄付しない私ですが、同じような人が天文の為に寄付していたらいいなぁと思うから寄付します。(滋賀県T様)

天文学の成果と技術の発展が、現代の社会に夢と希望を与えて欲しい。(石川県M様)

これからも宇宙に興味を持ってくれる人々に、少しでもお役に立てればと思い寄附します。(愛知県K様)

星空を眺めるのが大好きです。果てしない宇宙に夢と憧れをもった子どもたちが、多く育つように希望します。(静岡県W様)

天文学者になるという少年時代の夢は果たせませんでしたが、アマチュア天文家を自認しております。経済的に苦しいであろう若手研究者に研究の一助ともなればと思い、大変ささやかながら寄付させていただきます。(熊本県I様)

自分が主宰する貸しスタジオに<スタジオプラネット>と名づけています。生命が誕生した奇跡の星に自分が人として生まれて、他の人と出会えること、星空を見上げる幸せな時間がもてることに感謝の気持ちから。(埼玉県A様)

天文学も含め、自然科学全般が正しい知識で社会の中でより普及していくことが環境問題の改善に良い方向に影響すると考えてのことです。(群馬県Y様)

宇宙について関心はあるが、若い世代が憧れをもって学ぶための広報が不十分だと思うため。(岐阜県I様)

はやぶさの帰還を向かえ、天文に関する業績がいかに人々に感動と希望を与えるのかを再確認いたしました。現在、日本は不景気のどん底にありますが、技術的に出来ることを怠ると取り戻すのに更なる回り道を必要とします。私個人ではたいした支援は出来ませんが、意義あるものにお金を使う姿勢を示したいと思い、寄付させていただくことにしました。(埼玉県K様)


▲ページの先頭へ

国立天文台募金事務局より

 このたび、天文学振興募金に多くの方々・団体からご寄附をいただき、本当にありがとうございました。 心より感謝申し上げます。皆さまからのご寄附をご希望に添えるよう大切に活用させていただきます。
 また、誠に勝手ではありますが天文学振興募金への寄附について、国立天文台ホームページからの寄附申込みが、平成24年8月31日をもって出来なくなりました。
 今後の天文学振興募金への寄附申込みは、以下のいずれかの方法で、寄附申込書をお取り寄せください。

  • 電話【0422-34-3903】へお電話頂き、天文学振興募金寄附申込書の送付をお申し付けください。
  • FAX【0422-34-3903】へ必要事項(氏名・住所・連絡先電話番号)を記入のうえ、送信ください。
  • E-mail【naojbokin@nao.ac.jp】 へ必要事項(氏名・住所・連絡先電話番号)を記入のうえ、送信ください。

 国立天文台のホームページから寄附申込書(様式)がダウンロードできます。トップページメニューのお申込み(個人様)、お申込み(法人様)をご覧ください。

今後とも天文学振興募金をよろしくお願いいたします。



▲ページの先頭へ