ほしぞら情報2026年1月
レグルス食(2026年1月)
真夜中のレグルス食
1月6日の深夜、しし座の1等星レグルスが月に隠される「レグルス食」が起こります。この様子は、九州の一部および沖縄を除く地域で見ることができます。
満月を3日ほど過ぎた月はまだ明るく、またレグルスは月の明るい方の縁から隠されるため、「潜入」の瞬間を観察するのは肉眼では難しいかもしれません。一方、月の暗い部分からレグルスが姿を現す「出現」の現象は、潜入に比べて観察しやすいので挑戦してみてはいかがでしょうか。潜入や出現の瞬間は観察しづらくても、レグルスが月に隠されている間は、まるでしし座の胸元が月に代わってしまったような不思議な光景を楽しめるかもしれません。
潜入と出現の時刻は地域によって異なります。日本国内のおもな地点におけるレグルス食の予報時刻は、以下の通りです。
| 地点 | 潜入時刻 | レグルスの高度 | 出現時刻 | レグルスの高度 |
|---|---|---|---|---|
| 札幌 | 1時05.2分 | 52.7度 | 2時21.5分 | 58.5度 |
| 仙台 | 1時11.8分 | 56.9度 | 2時23.3分 | 63.3度 |
| 東京 | 1時16.7分 | 58.8度 | 2時20.7分 | 65.5度 |
| 京都 | 1時15.8分 | 56.6度 | 2時08.5分 | 63.9度 |
| 福岡 | 1時24.9分 | 55.4度 | 1時42.2分 | 58.3度 |
おもな都市における潜入と出現の時刻は、2026年1月7日レグルス食各地予報 をご覧ください。
(参照)暦計算室ウェブサイト :国立天文台暦計算室の「こよみの計算 」では、各地の月の出入り時刻、惑星の出入り時刻などを調べることができます。また暦象年表の「太陽系天体の出入りと南中 」でも、各地の惑星の出入り時刻などを調べることができます。「今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。