ほしぞら情報2024年3月

東京の星空・カレンダー・惑星(2024年3月)

概要

3月は昼の時間が長くなり、星が見え始める時刻も遅くなっていく季節です。20日に春分を迎えます。夕方、西の空には木星が見えていますが、宵の空に木星が見られる時間が日に日に短くなってきます。

水星が25日に東方最大離角となり観望の好機です。また、25日の満月は半影月食の状態で昇ってきますが、いつもの満月との違いはよくわからないでしょう。

東京の星空

東京の星空(2024年3月中旬20時頃)
画像:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

カレンダー(3月)

4日下弦
5日啓蟄(太陽黄経345度)
10日新月
17日彼岸の入り / 上弦 / 海王星が合
20日春分の日 / 春分(太陽黄経0度)
25日満月 / 水星が東方最大離角

惑星

水星
上旬は日の入り後の西の低空に位置していますが、観察は難しいでしょう。中旬に入ると高度が上がり、25日に東方最大離角となります。東京では3月19日から30日まで日の入り30分後の高度が10度を超え、見つけやすくなります。3月19日から30日までの明るさはマイナス0.8等から0.8等。
金星
日の出前の南東から東の低空に見えます。明るさはマイナス3.9等。
火星
やぎ座を東に移動し、下旬にはみずがめ座に移ります(順行)。日の出前の南東から東の低空に見え、明るさは1.2等。
木星
おひつじ座を東に移動しています(順行)。宵の西の空に見え、明るさはマイナス2.2等からマイナス2.1等。
土星
みずがめ座を東に移動しています(順行)。日の出前の東の低空に位置していますが、高度が低く、観察は難しいでしょう。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら 」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説 天象 の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。

このページをシェアする