自然科学研究機構 国立天文台

月が火星に接近(2020年9月)

月が火星に接近、2020年9月4日から8日 日の出約1時間前 東京の星空
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

月に負けずに輝く火星を見よう

9月の明け方、南西の空では、急激に明るくなってきた火星が存在感を増しています。
6日から7日にかけて、この火星の近くを下弦前の明るい月が通り過ぎていきます。約マイナス2等の火星は、月の光に紛れることなく赤く輝いて見えるでしょう。
その後も火星は、10月6日の地球との最接近へ向けてますます明るさを増し、9月末には、マイナス2.5等に達します。この頃から11月上旬までは、視直径(注1)も大きく、表面の様子を望遠鏡で観察するチャンスとなります。肉眼だけではなく、天体観望会など望遠鏡でのぞく機会を探して、ぜひ参加してみましょう。

なお、火星の接近については、基礎知識「火星の接近」、今回の接近については特設サイト「火星最接近2020」で、詳しく解説しています。

(注1)天体(この場合は火星)の見かけの直径のことで、度・分・秒の角度で表します。月の視直径は約30分角(1度=60分角、1分角=60秒角)で、火星などの惑星の場合は、数秒角の視直径となります。 本文に戻る

(参照)暦象年表では、太陽や月、惑星の出入りの時刻や方位などを調べることができます。