自然科学研究機構 国立天文台

東京の星空・カレンダー・惑星(2020年5月)

概要

暗くなって間もない空には、北斗七星が高く昇っています。さらに、しし座、おとめ座、うしかい座など、春の星座がよく見える季節です。5月は惑星に注目しましょう。明け方の空には木星、土星、火星が、夕方の空には金星が姿を見せています。4月に引き続いて今月中旬にも、明け方の南東の空で、木星、土星、火星に月が接近します。月と明るい惑星が並ぶ様子が目を引くことでしょう。また、下旬には日の入り後の西の空で水星と金星が接近します。

東京の星空

東京の星空(2020年5月中旬21時頃)
画像サイズ:中解像度(2000 x 2000) 高解像度(5500 x 5500)

カレンダー(5月)

1日八十八夜/上弦
3日憲法記念日
4日みどりの日
5日こどもの日/立夏(太陽黄経45度)/水星が外合
6日休日/このころ、みずがめ座η(エータ)流星群が極大(見頃は極大を中心とする2~3日間の未明。1時間に2個程度。月明かりの影響が大きく条件がたいへん悪い)
7日満月
11日土星が留
13日金星が留
14日下弦
15日木星が留
20日小満(太陽黄経60度)
23日新月
30日上弦

流星群の極大日、時刻は、IMO(International Meteor Organization/国際流星機構)の予報をもとに掲載しています。流星群の流星出現個数は、見頃の時期に、天の川が見えるような暗い空で一般の方が観察したときに、1時間あたりに見られる最大の流星数の目安です。街明かりの中で観察したり、見頃でない時期に観察したりした場合には、数分の1になることがあります。反対に、空の条件や観察者の熟練度などによって、数倍の数の流星を見ることができる場合があります。

惑星

水星
日の出前の東の低空に位置していますが5日に外合となり、以後は日の入り直後の西の低空に位置するようになります。下旬になると徐々に高度を上げ、21日以降は東京での日の入り30分後の高度が10度を超えるようになります。21日から31日の明るさは、マイナス0.7等から0.2等。
金星
上旬から中旬にかけては日の入り直後の西の低空に見えます。下旬になると高度が低くなり、観察が難しくなります。明るさは、マイナス4.5等からマイナス3.9等。
火星
やぎ座を東に移動し、中旬にはみずがめ座に入ります(順行)。日の出前の南東の空に見え、明るさは、0.4等から0.0等。
木星
いて座を東に移動(順行)していますが15日に留となり、以後は西向きの移動(逆行)に転じます。留のころには、星空の中での木星の動きが止まったように見えます。日の出前の南の空に見え、明るさは、マイナス2.3等からマイナス2.6等。
土星
やぎ座を東に移動(順行)していますが11日に留となり、以後は西向きの移動(逆行)に転じます。留のころには、星空の中での土星の動きが止まったように見えます。日の出前の南の空に見え、明るさは、0.6等から0.4等。

(参照)暦計算室ウェブサイト今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。こよみ用語解説天象の項では、最大離角、衝、合、留などの惑星現象の用語について解説しています。