月が木星、土星、火星に次々と接近(2020年5月)

明け方の空で月と惑星の接近を楽しもう
5月中旬の明け方、南の空には木星と土星が、少し離れて南東の空には火星が輝いています。14日に下弦となる月が、12日から16日にかけてこれら3つの惑星に近づきます。
月が木星と土星に最も近づくのは13日の明け方です。木星、土星、月は、日付が13日に変わったばかりの頃には南東の空の低い位置にありますが、時間がたつにつれて高く昇り見やすくなります。月の北西にある約マイナス2等の木星が、月の光に負けずに輝く様子を楽しむことができるでしょう。月のすぐ北には約1等の土星を見つけることができます。
15日から16日にかけて、月は火星に近づきます。10月の地球との最接近に向けて明るさを増している火星は既に約0等に達していて、月の光に埋もれることなく力強い光を見せてくれるでしょう。
(参照)暦計算室ウェブサイト:「今日のほしぞら」では、代表的な都市の星空の様子(惑星や星座の見え方)を簡単に調べることができます。