自然科学研究機構 国立天文台

部分月食(2019年7月)

2019年7月17日 沖縄県那覇市で見られる部分月食の様子
画像サイズ:中解像度(2000 x 1265) 高解像度(5500 x 3480)

欠けながら沈む月

7月17日の明け方、南西諸島、九州地方、四国地方(東部のごく一部を除く)、中国地方(東部を除く)で、部分月食が見られます。欠けた状態のまま西の空に沈む、月入帯食(げつにゅうたいしょく)となります。

月食は、月が地球の影に入ることによって起こりますが、月が地球の影によって全て隠される「皆既月食」と、一部が隠される「部分月食」があります。

月食についての詳しい説明は、「基礎知識」の「月食とは」をご覧ください。

主な都市における予報は、次の表をご覧ください。

※この表にない都市の予報は、暦計算室の「月食各地予報」で調べることができます。

場所半影食の始め
03時42.1分
部分食の始め
05時01.3分
月の入り
東京8.2度みられない4時35.7分
岡山12.6度みられない5時02.4分
広島13.7度1.0度5時09.3分
松山13.9度1.0度5時09.4分
福岡15.5度2.7度5時19.8分
鹿児島16.7度3.5度5時24.1分
那覇22.2度8.3度5時48.1分
石垣島25.8度11.9度6時06.6分

お住まいの地域では部分食が見られない、とがっかりする方もいるかもしれません。しかし、「半影食」は多くの地域で観察できるでしょう。半影食とは、地球による影のうち外側の薄い影の部分の中に月が入った状態です。明るさの変化はわずかなので、肉眼で確認するのはなかなか難しいのですが、条件によっては、わずかに暗くなったことに気づくこともあるようです。また、写真に撮ると、明らかに暗くなっている様子がわかります。半影食とあきらめずに月を観察してみてください。

西の空低いところでの現象となりますので、西の方角が開けた場所で観察してください。観察のしかたについては、「基礎知識」の「月食」の項目に掲載されている「観察のしかた」を参考にしてください。